「APU起業部」(通称:出口塾)第2回開催 起業した先輩より学ぶ

APUは、将来本気で起業をしたい学生を支援するため、自らがベンチャー企業の起業家であった出口治明学長自身がリーダーを務める「起業部」(通称:出口塾)を発足しました。「起業部」は、学生の中から起業家を育成し、国内外で活躍してもらう実践型課外プログラムです。

2018年10月2日(火)に第2回を実施しました。冒頭、出口学長が受講生にむけて激励の言葉を送った後、大分県内で起業した卒業生3名が講演を行いました。

最初に、佐藤祥氏(株式会社Huber. 取締役、2006年国際経営学部卒業)が、日本を知りたい外国人旅行者と、国際交流を望む日本人をガイドとして繋ぐガイドマッチング・フラットフォームを運営している事業の立ち上げから現在の状況を説明しました。佐藤さんは、「どのような会社にしたいのかを明確にし、大きな融資や業務連携の話などがあった場合でも、その話を受けることが本当正しいかどうかを判断できる「ブレない幹」を持つことが大切です」「いま、学生である皆さんには、ひとりでも多くの人を幸せにすることを考え、時間を大切にして欲しい」と助言しました。

次に語ったのは、樹下有斗氏(株式会社IDM CEO/代表取締役社長、2015年国際経営学部卒業)です。樹下氏は、SNSなどで活躍するインフルエンサーを使ったマーケティング・プロモーション、リサーチを行うほか、ドローンを使った小中学生向けのプログラミング教育事業などにも取り組んでいます。講演では、受講生から要望のあった、起業をする際の資本金や運営資金などお金に関する事柄についても説明しました。また、企業へ就職することだけが進路ではなく、多くの進路があることを示すため、大分で起業というひとつの道をつくりたいという思いから、別府に戻り、起業したことも語りました。

最後は、森岡紘司氏(株式会社リノベヤ 取締役、2012年国際経営学部卒業)です。森岡氏は、空き家を改修し、新しく住める場所にするリノベーション事業や、一括借り上げをした物件を改修し、新たな入居者に貸し出し、物件のオーナーにはリース料を支払うサブリース事業など、空き家対策に貢献する事業を行っています。森岡氏は、「起業をするということは目的でなく、あくまで手段であるため、「なぜ」起業したいのかを良く考えてください」「自分が思う社長の一番の仕事は、お客さまや社員に夢をもたせることです。みなさんが、起業し社長になるならば、ひとびとに夢を抱かせられる仕事をしてください」と受講生を激励しました。

卒業生3名による講演の後、シリコンバレージャパンプラットフォーム共同議長のダニエル オキモト米スタンフォード大学名誉教授による特別講演が行われました。オキモト氏は、シリコンバレーが成功した要因として、世界中の才能ある人々が集まったことを一例とし、ダイバーシティの重要性を語りました。また、「失敗を恐れてリスクを避けるのではなく、リスクを取り失敗を繰り返すことが成功につながることもある」と受講生らを励ましました。

講演後には受講生がAPUの先輩であり、起業家でもある卒業生やオキモト氏に質問をする時間も設けられました。次回は、11月6日に、第3回の起業部を開催する予定です。

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