こんにちは、RIMIX事務局です。
6月13日、立命館社会起業家支援プラットフォームRIMIXが実施している起業家育成プログラム「総長PITCH CHALLENGE」の過年度参加者やRIMIXスタッフによるプログラムの振り返り、交流会として「RIMIXミーティング」をオンラインで実施しました。
RIMIXミーティング2021では、過年度の総長ピッチファイナリストの交流の機会とすること、RIMIXが提供する、総長ピッチプログラム改善・改良の機会とすること、さらにはさらには教育機関として起業家育成、起業家教育の意味を捉え直すことを目的として実施しました。
本交流会では、成安造形大学助教の田口真太郎さんにファシリテーターをお願いし、12名の参加者によるオンラインでの意見交換を行いました。
はじめにRIMIXミーティング2021について趣旨説明を行いました。
事前にRIMIXが提供するプログラム・総長ピッチに参加してよかったこと、成長できたことについて事前にアンケートから抽出しました。
RIMIXが提供するプログラム・総長ピッチに参加してよかったこと
- ソニーの担当者とビジネスアイデアの壁打ちの機会が得られた
- ビジネスのフレームワークを知ることができた
- 自ら立案したプランだからこそリアリティを感じる学びができた
など
RIMIXが提供するプログラム・総長ピッチで成長できたと感じたこと
- やり切る力がついた。プレゼン、タスクマネジメント、ビジネスの考え方を学ぶことができた
- メンバーと半年間を乗り越えることができるチームワーク
- 講演や司会など今までしたことがなかったようなチャレンジできる機会があり、活動の幅も大きく広がり自信にもなった。
上記のポジティブな意見は、これからもRIMIXの取り組みとして【KEEP】していくこと確認した上で、総長ピッチ・RIMIXが提供するプログラムで改善するべき・もっとこうした方が良いと思うことについてワークショップを行いました。
ワークショップの問いとして、
Q1.なぜRIMIXに参加したか?何を期待したか?
Q2.参加してどのような変化があったか?
Q3.次世代へのアドバイスをどのようにするか?
を設定し、意見交換を行いました。
グループワークから出てきた意見として、
- 「起業」を意識しすぎではないか?起業しないといけないという圧力を感じる
- RIMIXのプログラムを深く知ると社会貢献などにも繋がっている
- 参加者の目的意識に応じたサービスの提供が必要
- 大学がプログラムの意図を明確にした方が、むしろ良いのではないか?
- 目的意識がある人にとっては、不要なインプットがあったかも
- 主催者側の明確な目的が今後必要かもしれない
- 総長ピッチのブランディングや学園側の継続的な支援が必要
といったものがありました。
上記は、総長ピッチ・RIMIXプログラムで改善すべき・もっとこうしたら良いと思ったこと【PROBLEM】として出てきた意見です。今回は、参加者全員がプログラムに参加したからこそのリアルな問題をグループ内で共有できました。
最後に、これからのチャレンジ・RIMIXに期待すること【TRY】について、
・具体的で実現可能なTRYのアイデアを生み出す
・改めて落としていけない「RIMIXが大切にする価値は何か?」を明らかにする
を目標として全員で考えてみました。
こちらが出てきたアイデアの抜粋です。
- 総長ピッチのブランディングを意識する
- 実現可能性で評価するなら、総長ピッチの募集の段階で参加者を絞る
- アイデアベースの段階とピッチからビジネス作りの2つの段階に切り分ける
- 優勝者のメリットをより具体的に明記して、誰もが憧れるピッチの機会にする
- 普段の活動の進み具合とRIMIXでのビジネス作りのずれがあるので、そこを工夫したい
- 対面とオンラインでの交流の機会をもっと作ると良い
- 社会起業家支援ということで、総長ピッチでは想いの評価を高めて欲しい
- 立命館の設立の精神である「自由と清新・平和と民主主義」を大切にしたプログラムにしてほしい。
参加された参加された学生、生徒の皆さんからRIMIXとして【TRY】していくことのアイデアが出ました。
今回は、総長PITCH CHALLENGEとして初めて参加者同士での振り返り・交流会を実施しました。
RIMIX・総長PITCH CHALLENGEのプログラムも開始から2年と、まだまだ発展途上で改善の余地があります。これからもRIMIXコミュニティとして想いを持った仲間が増えることを期待しています。
最後に、今年度も総長PITCH CHALLENGE 2021のプログラムの募集を開始いたしますので、ぜひご応募ください。
学校法人立命館では、起業・事業化推進室を設置して、起業による社会課題の実現を目指す学生、生徒の皆さんを応援する仕組みを作っていきます。