「RIMIXミーティング2022」開催のご報告

こんにちは、RIMIX事務局です。

2022年2月26日(土)、これまでRIMIXのプログラムに参加した皆様と今年度の取り組みを振り返る「RIMIXミーティング」を開催しました。当日は、ワークショップを通して、今年度のチームの活動の振り返りと自分自身の成長について言語化し、RIMIXのさらなるプログラムの改善・改良について話し合いました。

RIMIXは2022年で4年目を迎えます。

起業家支援プラットフォームとして認知度が向上する一方で、キャリアの1つとして起業家やスタートアップに関わることに関心を持つ学生・生徒の志向も変化しており、それにフィットしたプログラムの提供が求められています。

そこで昨年から、総長PITCH CHALLENGEのファイナリストを中心にご参加いただき、RIMIXでの今後の活動がより良いものとなるように、プログラムの改善点・改良点について意見を交わす「RIMIXミーティング」を開催しています

今年のミーティングでは、前回と同じく、成安造形大学助教の田口真太郎さんにファシリテーターをお願いし、歴代のファイナリストも含め12名の参加者によるオンラインでの意見交換を行いました。

イントロダクション

はじめに、RIMIXの3年間の取り組みと、総長ピッチ参加者の分析結果を紹介しました。

総長ピッチ参加者は、立命館大学・大学院、附属高校生、立命館アジア太平洋大学の順で多く、RIMIXが学園全体の起業家育成の場として機能していることが確認できました。

どのような成長があったか・私にとって起業家教育とは

その後、3つのグループに分かれ、総長ピッチやRIMIX等の起業家育成プログラムに参加してどのような成長があったかというテーマで対話し、参加者間で自分の考えや成果を共有しました。

総長ピッチやRIMIX等の起業家育成プログラムに参加してどのような成長があったか

  • キャリアを考える上で起業するという考え方を身につけた
  • 自分が取り組んでいる活動を深く考える機会となり、 誰の何を解決するかという答えを具体的に出せるようになった
  • これまで関わることのなかった他の参加者や、様々な大人の方と関わることができた
  • ただ受けるだけの学習ではなく、自ら学びに動く学習の楽しさを知った
  • これまでの大学の授業などで体験したことのない分野・種類の学びを経験できた

など、ほんの一例ですが、参加者から上記のような声が挙がりました。

各自が成果を振り返った後、「私にとって起業家教育とは」という問いに対して、それぞれが次のように短くまとめました。

私にとって起業家教育とは

  • 自学力を育むこと
  • 自走できるようになること
  • 選択肢を増やすこと
  • できない・知らないを知り、動くきっかけになる物
  • 独自の視点、学びの機会を与えてくれるもの
  • 計画してやってみるを繰り返すもの
  • やりたいことができる
  • 社会を知り、社会を良くするための考え方と実行力を身につけるもの

など

RIMIXに期待すること

続いて「来年度以降のRIMIXに期待する取り組みについて」というテーマを設定し、上記で挙がったキーワードをもとに、自由にアイデアを出し合いました。

グループA

グループAは、選択肢を増やすためにコミュニティを形成することが重要と考え、活動のPRや情報発信ができる場、高い志を持っている人に出会える場、同じ志を持っている人で関われる場を作るというアイデアを提案しました。

例えば、オンラインで交流する場、現地で交流する場といった複数の交流の場を作り、様々な人間と接点を持つことやカジュアルな横のつながりの形成を通して個人の活動レベルに合った居場所を設けます。このようにして同じレベルの人同士が互いに成長・刺激を受けながらで起業に向けた活動をする人を増やそうというものです。

グループB

グループBでは、「KnowHowとKnowWho」を議論の軸に据えていました。

参加者自身の活動中にモデルケースを知りたかったという経験から、自分たちの活動について参考になる過去事例や知見を得ながら活動を行っていくシステムが重要と考えました。

活動資金をどのように活用することがベストなのか知りたいという疑問が出たときや、他の参加者と話をして自分たちの活動に刺激を得たいときに、欲しい情報や関わりたい人へアクセスできるしくみを作るというアイデアを提案しました。

グループC

グループCは、やりたいことを見つけられるプログラムが欲しいと考え、それを実現するための方法について議論を交わしました。

このグループは、起業を通してやりたいことがあるから活動できる、という仮説を立て、やりたいことがない人がやりたいことを見つけるまでにどのようなプログラムがあったら良いかということについて話し合いました。

話し合いの結果、自己分析を通して自分が活動する理由を持てるようになるプログラムや、”やりたいことがない人集まれ!”をキャッチフレーズとしたビジコンの開催のほか、分野や所属を超えた交流の場や活動内容をアピールできる機会の場を設けるというアイデアを提案しました。

これらのプログラムやアイデアを通してやりたいことを発見し、起業家精神を持つ仲間を増やしていくことをRIMIXに期待したいとのことです。


まとめ

今回は過年度の総長ピッチファイナリストとの久しぶりの交流も行いながら、RIMIXが提供してきた3年間の取り組みを振り返り、参加者の皆さんから、経験を踏まえたたくさんのアイデアを提案していただきました。

RIMIX事務局では、今回の提案をもとに、起業による社会課題の実現を目指す学生、生徒の皆さんを応援する、より良いしくみを作っていきます。

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。

記事作成: 杉山滉平 (RIMIX学生スタッフ)

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