立命館大学

立命館創始150年・学園創立120周年記念シンポジウム 「自由に生きるための知性とはなにか?」オンライン開催

ジャンル その他

 提供  立命館大学教養教育センター

 対象  一般公開(どなたでもご参加いただけます)

概要

目まぐるしく変化を遂げる時代のなかで、わたしたち人間は、置いてきぼりにあっていないか。
これまで信じてきた価値―たとえば、科学技術、経済成長、民主主義―がゆらいでいる現代社会。
新型コロナウイルスのパンデミックは、世界規模でわたしたちの創り上げてきたシステムの弱点をあらわにし、人々は日々さまざまな決断を迫られている。

ともすれば、立ちすくんでしまいそうな現実を前にして、多様で個別・具体のわたしやあなたがどう生きるのかが問われている。

この時代・社会を自由に生きるために、どのような知性が必要か、東西の研究者の知を集結させ、あなたの価値観を解きほぐす。

実施情報

主催|立命館大学 教養教育センター

日時|2020年5月24日(日)14:00~17:30 ※後日アーカイブ配信も予定

開催方法|インターネットによるストリーミング配信

定員|500名

参加費|無料、事前予約制

お申し込み

公式ページのフォームよりお申し込みください。【申込締切 5月20日】

立命館創始150年・学園創立120年記念
シンポジウム

プログラム内容

2020年は、新しい時代を担う若者を育てるため、西園寺公望が私塾「立命館」を創始して150年、中川小十郎が、西園寺公望の意志を引き継ぎ、立命館大学の前身となる「私立京都法政学校」を創立して120周年の、「立命館創始150年・学園創立120年」という節目の年にあたります。

これを記念し、立命館大学教養教育センターは「自由に生きるための知性とはなにか?」をテーマに、シンポジウムを開催します。
なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、本シンポジウムはオンライン上での開催となります。

目まぐるしく変化を遂げる時代にあって、これまで信じてきた価値―たとえば、科学技術、経済成長、民主主義―がゆらいでいる今、わたしたちはどう生きるべきか。この時代・社会を自由に生きるために、どのような知性が必要なのか。

本シンポジウムでは、いま幅広い世代から注目されているリベラルアーツに焦点をあて、東京大学先端科学技術研究センターの熊谷晋一郎准教授(医師・当事者研究)の基調講演をはじめ、東京工業大学の上田紀行教授(文化人類学者・リベラルアーツ研究教育院長)、名古屋大学大学院経済学研究科の隠岐さや香教授(科学史・科学技術論)、立命館大学グローバル教養学部の山下範久教授(歴史社会学・社会理論)の教育実践に関する話題提供、そして全登壇者によるパネルディスカッションを展開します。
シンポジウムは、無料で視聴いただけます。多くの方のご関心、ご参加をお待ちしています。
 

タイムテーブル

14:00 開会挨拶
仲谷 善雄(立命館大学 学長)
14:05 基調講演
熊谷 晋一郎(医師・当事者研究/東京大学先端科学技術研究センター准教授)
わたしを発見する知:リベラルアーツと当事者研究
15:00 パネルディスカッション
登壇者によるスピーチの後、ディスカッションに入ります。

上田 紀行(文化人類学者/東京工業大学教授・同リベラルアーツ研究教育院⻑)
東工大リベラルアーツの挑戦
隠岐 さや香(科学史・科学技術論/名古屋大学大学院経済学研究科教授)
文系と理系の歴史から考える、リベラル・アーツのこれから
山下 範久(歴史社会学・社会理論/立命館大学グローバル教養学部教授)
アジア発、“未来の共通言語”となる知とは
熊谷 晋一郎(東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医)
モデレーター:松原 洋子(立命館大学 副学長)
17:30 閉会予定

 

シンポジウム登壇者

熊谷 晋一郎

KUMAGAYA Shin-ichiro

東京大学先端科学技術研究センター准教授、小児科医。脳性マヒの電動車いすユーザー。専門は小児科学、当事者研究。著書に『リハビリの夜』(医学書院)、『みんなの当事者研究』(編著、金剛出版)、『当事者研究と専門知』(編著、金剛出版)、『当事者研究をはじめよう』(編著、金剛出版)など。

上田 紀行

UEDA Noriyuki

東京工業大学教授・同リベラルアーツ研究教育院長。専門は文化人類学。特に宗教、癒し、社会変革に関する比較価値研究。著書に『生きる意味』(岩波新書)、『かけがえのない人間』(講談社現代新書)、『愛する意味』(光文社新書)など。

隠岐 さや香

OKI Sayaka

名古屋大学大学院経済学研究科教授。専門は科学史、科学技術論。著書に『文系と理系はなぜ分かれたのか』(星海社新書)、『科学アカデミーと「有用な科学」ーフォントネルの夢からコンドルセのユートピアへ』(名古屋大学出版会・第33回サントリー学芸賞受賞)など。

山下 範久

YAMASHITA Norihisa

立命館大学グローバル教養学部教授。専門は歴史社会学・社会理論。著書に『教養としての世界史の学び方』(編著、東洋経済新報社)、『現代帝国論』(日本放送出版協会)、訳書に『知の不確実性』(イマニュエル・ウォーラーステイン著、山下範久監訳、藤原書店)など。

[モデレーター]
松原 洋子

MATSUBARA Yoko

立命館大学 副学長・同大学院先端総合学術研究科教授。専門は科学史、生命倫理学、科学技術社会論。著書に『優生学と人間社会』(講談社現代新書)、『生命の臨界』(人文書院)、『シリーズ生命倫理学 11 遺伝子と医療』(丸善出版)など。

 

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