【プロジェクトレポート】 SW LIVE:おうちで運動 -美と健康は姿勢から-

こんにちは。スポーツ健康科学部4回生の亀石弥都です。

5月1日から6日の5日間にかけて行われたSustainable Week LIVE(以下SW LIVE)の主催団体、立命館大学Sustainable Week実行委員会に所属しています。
SW LIVEに関しては、これまでBeyond COVID-19サイトでも多く掲載していただいていますのでこちらからご覧ください。

https://r-rimix.com/covid19/tag/sw-live

今回実施した企画の概要です。

おうちで運動-美と健康は姿勢から-
日時|2020年5月3日(日)17:00〜18:00
場所|YouTube Live(Sustainable Week実行委員会公式チャンネル)
出演|江藤 沙織氏(ボディメイクアドバイザー)

【SW LIVE】おうちで運動 ―美と健康は姿勢から― ジャンル オンラインプロジェクト  提供  学生団体  対象  一般公開(どなたでもご参加いただけます) ...

姿勢を正しくするだけで健康に!?

今回、講師を務めてくださった江藤沙織さんは、3年前に僕が草津市に来てからずっと交流があり、今回の企画を依頼した際も快諾してくださりました。

新型コロナウイルスの影響で外出自粛が続き、運動不足になったり、長時間同じ姿勢をとることにより身体のバランスが崩れがちになるため、「健康」というキーワードが普段以上に注目されているように感じます。
実際、私たちSW実行委員会メンバーも毎日のようにパソコンの画面と向き合っていたため、姿勢を正す必要性を感じていました。
そこで、江藤さんに姿勢改善のための運動講座を依頼することにしました。
江藤さんは普段、草津市の子育てNPOで理事を務め、ママのためのバランスボール教室の開催もしています。
バランスボール教室は、ママの運動不足やストレスの解消と同時に、姿勢改善も目的としています。
なぜならば、赤ちゃんや小さな子どもを抱いたり背負ったりすることで、姿勢が崩れ、その崩れた姿勢が癖となり骨格のバランス自体が崩れてしまうと、身体にもストレスがかかってしまうからです。
身体の正しいポジションで正しく骨と筋肉を動かすことで、ストレスなく健康な身体を手に入れることができるようになるそうです。

正しい座り方について

突然ですが、皆さんは正しい座り方ができていますか?
ただなんとなくもたれて座ったり、背中を丸くして座ったりしている方もいるのではないでしょうか。

正しい座り方について、江藤さんは「まず頭の位置が大事だ。頭の重さが首、胸、腰どこにかかってるかで身体の痛む場所は変化する」とおっしゃっていました。
「骨盤の上に背骨が積木のように重なって積まれて最後に頭が乗るイメージで」「お尻の面で座るのではなく、座骨で座るという意識が大事」と座る際のポイントも説明してくださりました。
座骨をしっかり椅子の面に当てて座る意識をするだけで、上半身は真っ直ぐな骨格ラインになることがわかりました。

腕で腕を挙げるか、背中で腕を挙げるか

次に合理的に身体を動かせているかを確認するべく、腕の挙げ方についてのレクチャーがありました。

江藤さんは「”ししおどし”をイメージしてほしい。水がある程度溜まるとコトンと竹が落ちるように、何かが上がれば、何かが落ちる。それと同じように、腕を挙げたら、肩甲骨が下へ落ちる。だから腕を挙げる時に腕に意識を向けると腕の力だけを頼ってしまいがち。背中を落とす意識をするだけで、ラクに腕を挙げることができる」とレクチャーしました。
早速実践する参加者の様子を見てみると、レクチャー前との違いは一目瞭然でした。自然の摂理に沿って身体を動かせば、身体への負荷はほとんどかからないということがわかりました。

ここでも、意識一つで身体は変わるということがわかり、人間の身体がいかに合理的にできているかがよく分かりました。

スマホ首は要注意?

参加者からの「スマホ首を直したい」とのコメントに対して、江藤さんは「首の中の頸椎の神経は非常に繊細で、不眠やうつ、パニック障害など一見姿勢の悪さと関係なさそうな症状にも関係していることがある」と、スマホ首を治す必要性を説きました。

首の中には、スマホを見る際に首を曲げるための関節は存在していないため、頸椎の中の動脈を圧迫してしまい、脳内に酸素を送り込みにくくなり貧血、口内炎の症状の原因になりうることもあるそうです。
私たちにできる対策としては、まず片手を脇の下に挟んでスマホを見ることが応急処置として挙げられました。加えて、首を守るためのストレッチとして、タオルを使い首を牽引する方法をレクチャーしていただきました。

今の健康な身体をキープすることは1億円の価値がある

企画の最後に江藤さんから「今、自分で自分の身体を動かすことができるのは当たり前と思うかもしれないが、将来介護を受けたりする可能性は誰にでもあるから決して当たり前ではない。自分で動けなくなった場合、周囲に支えてもらわなければならないし、介護施設への入所等でお金もたくさんかかる。
そう考えたら、健康な身体をキープするだけで1億円の価値があると思うとワクワクする。私が今から1億円稼ぎ出すのは難しいかもしれないが、1億円の価値がある身体はキープすることは可能だ。
皆さんも自分の身体を大事にしてほしいし、元気の先に美容や自己実現があると思うので、今できることをやってほしい」と参加者へメッセージが送られました。

企画を終えて

なぜ姿勢が大事なのかを実践レクチャーを用いてわかりやすく説明してくださったため、YouTube Liveには視聴者コメントが活発に寄せられていました。
本企画は講演や座談会とは違った形式だったため、視聴者も一体となるライブ感を提供することができたと思います。
普段から姿勢を意識することで人生が変わることを伝えることができてよかったです。江藤さん、ありがとうございました。