【プロジェクトレポート】GWをSWに。Sustainable Week LIVE(2020.5.1~5.6)実施報告

こんにちは。立命館大学政策科学部2回の北元柊人です。2020年のゴールデンウィーク(5/1~5/2)に行われたYouTubeLIVEを利用した大型オンラインイベント「Sustainable Week LIVE」の企画をさせていただきました。

このレポートはSustainable Week LIVEの総括レポートとなります。
各企画のレポートは企画担当がBeyond COVID-19のプレジェクトレポート一覧ページに掲載してありますので、ぜひそちらもご覧ください。

また、立命館大学Sustainable Week実行委員会のYouTubeでは、一部ではありますがアーカイブ映像を配信しています。見逃した方、もう一度見たい方は、こちらからご覧いただけます。

Sustainable Week LIVEとは

感染症対策における外出禁止で、多くのイベントが中止になり、学生が行っている活動やイベントが軒並み中止になっていた4月。大学にも行けない私たちが今できることは何だろうか。今しかできないことは何だろうか。その一つの答えがSustainable Week LIVEでした。

多くの人に学生や大学の活動を知ってもらい、学生は”止まっていない”ことを伝え、また、大学生に慣れていない大学生、つまり大学1年生にも大学生の魅力や可能性を感じて、明るい未来を見てほしいと考え、企画しました。

異例の短期間準備

2020.4.7

緊急事態宣言が発令され、大学は臨時休校になりました。家にずっと居ても「楽しさ」が感じられず、何か行動を起こさなければ、この1ヵ月の意味がなくなってしまうと思っていました。オンラインだからいろんな人と話せるのではないか、遠くに住んでる人とも気軽に交流できるのではないかなどとぼんやり考えていました。

2020.4.22

実行委員会のメンバーと何かに集中して、何かをしないとこの時間がもったいないという認識を共有ししていました。そこで、出てきたのが「いろんな話をzoomで自由に聞くことができたら面白いよね」という言葉でした。場所を共有する必要がないオンラインでできること、オンラインでこそできることを考えました。また、ゴールデンウィークの外出も自粛要請が出ていたため、多くの人が家に居ているゴールデンウィークにイベントを開催することに狙いを定めました。

2020.4.22 深夜

SDGs活動を行う様々な方にzoomのブレイクアウトルームに入室してもらい、参加者は好きなタイミングで好きな方の部屋に行くことができる、そんな企画を考えました。(この時の企画名はここに出せるものようなではありませんでした笑)

2020.4.23

企画書をもとに色んな人にアドバイスをもらいました。そこで出てきたことは・1週間をもっと大きく使おう・学生にとってはzoom参加よりYouTube視聴の方がハードルが低い・今まで作ってきたコネクションを集めよう、などでした。これを基に、企画書を一新しました。

2020.4.24

Sustainable Week LIVEの企画書が完成しました。
しかし、この時点で企画開始の5月1日までは1週間。ここから怒涛の日々が始まりました。毎日メンバーとzoomで打ち合わせを行い、全体像を作り上げていきます。そして、それと同時に各企画の中身も作り上げます。
YouTube LIVEの知識がほぼ無かったため、zoomからの配信テストを何度も行い、ギリギリ開催に間に合わせることができました。

(小話)

実は僕が立命館大学Sustainable Week実行委員会を知ったのは約2か月前の3月上旬でした。そこでは2名の方としかお会いしていなかったので、この企画は実際には会ったことのないメンバーとzoomで話し、「オフラインであったことがない仲間」と作り上げることになりました。オンラインだけでも意外と成立することに驚きました。

6日間で22企画

他団体との協力企画や連日企画も入れると、6日間で22もの企画を行いました。「クリエイティブカレッジ」はEntervibe、「私とSDGsオンライン座談会」はClick、「おうちで知れるEDGE+Rプログラムとは」は立命館大学EDGE+Rの皆様が企画していただいたものをSustainable Week LIVEに組み込ませて頂きました。残り11個の企画はオリジナル企画として様々な方に協力していただき、実現しました。

1週間の中で、キャリア甲子園決勝に勝ち進んだ高校生チーム(GENIE)から、大学の職員の方や立命館大学生命科学部の山中司教授、慶應義塾大学特任教授の横田様、中学校教員の方、学校法人立命館の仲谷総長まで、様々な方に出演して頂きました。企画内容もパネルディスカッションが多いものの、プレゼンテーションやアイデアソンなど多彩な種類のものがありました。

「教育の未来を語る」では中学教員、大学教授、大学生がこれからの教育にはPBL教育(探求授業)の必要性を語り、コロナウイルスによるオンライン授業で学びの可能性まで探りました。知識を入れる授業はオンラインで、オフラインはPBLに注力をささげたらどうかという話などとても深いディスカッションをしていただけました。

【プロジェクトレポート】SWLIVE:教育の未来を語る~コロナで変わる教育改革~実施報告こんにちは。立命館大学理工学部4回生の西野日菜です。 5月1日~6日の5日間で行われたSustainable Week LIVEの...

各企画のレポートはBeyond COVID-19のプレジェクトレポート一覧ページでご覧ください。

YouTube分析

LIVE配信(第1部、第2部に分類されている10企画のみ)は合計1,640回もの再生回数になりました。

企画の準備が始まるまでは18人だったチャンネル登録者数も、4月4日以降徐々に増え、5月6日までの2週間で248人もの増加がありました。

また、これ以降もアーカイブ動画やLIVE企画を行い現在(2020年6月9日)では、319人もの方に登録していただいています。

企画視聴回数とチャンネル登録増加数には関連性が見られなかったものの、毎日チャンネル登録者数が増えていく1週間でした。これは視聴者のリアクションが直接伝わるため、毎日確認していました!

視聴アンケート

各企画の概要欄にアンケートも添付しました。しかし、YouTube視聴後に手間がかかるという点が影響し、アンケート収集数は少ないものとなりました。

その中でも、「勇気をもらった」や「自分の未来を考えるきっかけとなった」というコメントをいただきました。

また、アンケートの回答の大半はアクトコインからの視聴者でした。社会貢献をコインで見える化するソーシャルアプリケーション「アクトコイン」にご後援頂き、アクトコインの参加者1人において100円が立命館大学Sustainable Week実行委員会に寄付されるような仕組みになりました。

総括

本当に短い準備期間の中、協力していただいた皆さま、ご出演いただきました皆さま、ありがとうございました。

私はこれまで、自分で活動をおこすことが少なく、「自分でもできるんだ」ということを知ったのが3月、今回は「できる」ということを体感させていただきました。
様々な活動をしている人がいるからこそ、多彩な分野にわたる企画をすることができ、これまでのイベント実績があるからこそ、新しいイベントにもすぐに対応できるという「チーム」のすごさを実感しました。

睡眠不足にもなりながらも、最高の経験になったと思っています。

このSustainable Week LIVEでは、コロナにおいて未来が見えず、不安を抱えている多くの学生や若者に勇気と希望を与えることができたと考えています

また、アンケートにおいて、社会人の方の視聴が多かったため、学生の活動を広めることもできたと考えています。

一つのテーマや人物に対して深掘りすることや内容へ対するこだわりが薄くなってしまったという反省があることから、SDGsに対してどのような活動をおこなっているのかに注目して、テーマをさらに掘り下げて、私たちのSustainableな未来を見ていきたいと考えています。

ありがとうございました。

続報!

Sustainable Week LIVE はSW LIVE(サステナライブ)に生まれ変わります。SDGsで何をしているかにフォーカスして、私たちのSustainableな未来を見ていきます。ぜひ、ご覧ください!