立命館大学経営学部4回生の一瀬優菜と申します。
今回は法学部4年の堀田歩美さんと私の共同で企画を行った「リプラン会」のプロジェクトレポートです。
10名程度でオンライン開催した「留学・海外インターン中止に打ち勝つ!リプラン会2020」には、香川県から東京都まで、立命館を超えた大学生が参加してくれました。学年は見事に3・4回生がメインでした。
堀田さんと私はBeyond COVID-19のプラットフォームで繋がり、つい先週に「はじめまして」のご挨拶をしたばかりです。
私たち自身、とても境遇が似ていました。現在4回生で、今年一年休学をして留学などの活動を行うつもりでした。
堀田さんに関しては3月末に出発予定だったようで、出発数日前にして留学中止が決定したようです。
「私たち以外でもこの状況下で今後について悩み、気持ちを共有したい人ってたくさんいるんじゃない?」
「他の人たちの今後について、気になるね!」
と意気投合し、今回の企画実施に至りました。
今企画の目的は以下の3つでした。
- 「自分が実現したかったこと」の再確認をする!
- 留学や海外インターンとは別の新しい選択肢を開拓する!
- 今後の進路に参考できる情報を得る!
今回は参加者の方々の多様なテーマと状況、進路を紹介したいと思います。
テーマ
- 人文学や多文化社会、サスティナビリティなど、自分が持つ課題意識や興味、学びを深めたい
- 果物成分の研究を深めるため本場の東南アジアで学びたい
- 世界中のカカオ農家を回り、チョコレートを食べて欲しい
- とりあえず世界を見たい
など
理系や文系を問わず、留学先の地域を超え、興味を追求し、何かを探し求めるユニークな参加者たちが集まりました。
現在の状況
- 奨学生として留学が決まっていたが、今後留学自体がどうなるか分からない
- 出発の二日前に留学先がロックダウンし、急遽留学できなくなった
- 一年留学の予定が半年で帰国し、今は誰とも会わずに自粛期間を過ごしている
- 留学中止は言われてはいないがコースによってキャンセルが出始めている
- 留学先からの受け入れ許可は得たが、入出国できない
- 留学開始後に学校が閉鎖し、滞在はしているが、全てオンライン授業に変更になり帰国した
留学がすでに始まっており、やむを得ず帰国した学生もいれば、出発直前で中止が言い渡された学生もいました。
留学が始まっていた大学はオンライン授業が継続して実施され、日本の大学の授業と並行して、留学先の授業を受けているそうです。ただ時間帯が日本と違うため、受講が大変とのことでした。
今後の進路
- 大学院に進学することに決定した
- 就職活動を始めた
- 就職活動を遅らせるため、半年休学に変更し単位調節などをしている
- 海外渡航は当分できないと仮定し、今後柔軟に動けるように復学をした
- 1年間の休学予定であったが、「留学をしないままの卒業だと必ず後悔してしまう」と考え、2年間の休学に向けて準備している
- 就職活動を行い、就職後に海外渡航をする予定
- 国内で研究を続け、その研究成果を発信していく
参加者は3・4回生であったことから、就職活動のタイミングも考慮した「休学」や「復学」といった選択肢が多かったです。
卒業後に就職をするのであれば、ラストの学生生活に「後悔を残したくない」と、長期休学を決断する方もいました。
また海外での研究予定だったことを、国内でできる範囲で開始し、発信する方もいました。新しい言語や語学の勉強を引き続きする人もいました。
それぞれの自身のテーマやキャリアに対する想いが熱く、1時間半では足りなかったのが正直なところでした。
後日、参加者の方と1対1でお話しする機会もありましたが、とても素敵なバックグラウンドでした。それらを全て聞くことができなかったのが少し残念です。
参加者の方は皆さん、今できることにフォーカスし、今と今後の状況を柔軟に捉え、目の前の選択肢をひとつずつこなされていました。
共同企画者の堀田さんと私は、1人に焦点を当てもっと深く話を聞くことを企んでいます。自粛期間だからこそ、全国、全世界と繋がれるのも今がチャンスなのかもしれないです。
以上「リプラン会」のプロジェクトレポートでした!