こんにちは。立命館大学理工学部4回生のteamRIMIXライター・西野日菜と申します。
新型コロナウイルスの影響で外出自粛が強まる中、SNS上などで「#stayhome」や「#おうち時間」など様々なタグで、家での充実した過ごし方をシェアする風潮がみられます。
今回は、大学生が自粛期間中に何をしているのか、今の時期の課外活動はどのように動くべきなのか、自分なりに書いてみようと思います。課外活動は、私が所属する立命館大学Sustainable Week実行委員会を例として紹介していきます。
大学生のおうち時間
大学が1か月間休講になり、WEB授業もなくなった今、多くの大学生は何をしようかと日々悶々としていることと思います。私は就活生であり研究も進めなければいけない4回生なので、まだやることは多い方かもしれません。それでもやはり、環境というものは大きく影響するもので、ずっと同じ部屋にいるとなかなか進捗も思うようにあがらないものです。
私はここ1週間ほど、毎日オンライン会議アプリ「ZOOM」の中に生きています。後述する学生団体の活動にも繋がるのですが、団体メンバーが自由に出入りできるURLを毎日設定し、メンバ―が空き時間に自由にZOOMミーティングに訪れて雑談したり、作業したり、時には話し合いをしたり、という生活を送っています。一人で部屋で籠っていても、オンライン上で誰かに見られていると思うと作業も進みやすくなります。大学がある時期よりも、いろんな人と話しているかもしれません。
こうした生活の注意事項としては、運動不足になりがちな点です。外出自粛がはじまって数日間、気づけば一日の歩数が100歩を下回っていた日もありました。また、ずっと部屋にいるので水分不足や食生活の乱れも気を付けるべきところです。家にいる時間が長いので、いつもは時間がなくて出来ない料理もする機会が増えそうです。
先日、意識的に運動しようと思い、家の周りを1時間ほど散歩してきました。私は実家に住んでいるのですが、普段は大学にいることが多かったので、家の周りの景色をちゃんと見ながら歩くのは数年ぶりでした。気づけば散っていた桜、生い茂る菜の花、知らないうちに工事現場と変わっていた近くの田んぼの数々。
遠くに行けない今だからこそ、身近な環境の変化に気が付く良い機会かもしれません。これからも、天気がいい日に散歩やランニングをしていきたいと思います。あとは、もともと趣味だったバイオリンを頻繁に弾くようになりましたね。音がない部屋にいると寂しくなるので、自分で好きな音楽を奏でることができるのは強みかもしれないと気づきました。
課外活動は、団体内の絆を強めるきっかけに
先ほどのおうち時間の過ごし方で、団体メンバーと自由に交流するZOOMミーティングの紹介をしました。これはただの暇つぶしではなく、メンバー同士の交流を促すことや小まめな情報共有に繋がっていると感じています。大学のキャンパスに入れなくなってから、ミーティングも全てオンラインで実施しています。オンラインでのミーティングを進めるにあたって、ある一定の人数がいると一人一人が自ら発言する場が減ってしまうという課題がありました。お互いの雰囲気が読みにくい中で発言することは、教室で手を挙げて質問するのと同様の緊張感が伴うと思います。
そもそも代替わりしたばかりで、オフラインで顔を合わせたことがないメンバー同士も多くいるため、そのようになってしまうのは仕方ないとも思います。しかし、だからと言って大学に行けるようになるまで待つのはもったいないし、今出来ることからやればいい。というわけで、暇な時間が少しでもあればオンラインで雑談、その時々で話し合わなければいけないことを話し合い、互いについて知ることを大事にしています。
私が所属する立命館大学Sustainable Week実行委員会は、昨年は年間に50以上のプロジェクトや企画を実施していました。毎週のようにどこかへ行ったり誰かを呼んでイベントをしたり。もちろんオンラインサロン等もしていましたが、今回の新型コロナに伴う外出自粛期間は団体としてもどう動くのが良いのか、考えるきっかけとなりました。
3月~5月の間に予定していた企画も複数ありましたが、ほとんどが延期もしくは中止。そこで後輩達は今、団体として強くなることを目的としたオンラインの企画を進めています。基本に戻って、企画書の作り方だったり、デザインの仕方だったり、SNSの使い方など、メンバーそれぞれが学びなおし、今後の活動に活かしていけるようなスキルを身に着けていきます。こうした企画を準備する中でも、運営力などは身に着きますし、メンバー同士が協力するうってつけの機会かと思います。外出自粛が解除された後に、いかにオンラインでの学びが活かせるか、注目です。
RIMIXのBeyond Covid-19プロジェクトでも、以下のような企画は自身のスキルアップにうってつけですね!
▶学生新聞記者・デザイナーが教える「伝えるデザイン・伝える文章講座」
新歓もオンラインの時代です。来週、いろんなサークルが参加するWEB交流会があるのですが、22日に当団体も参加する予定です。
有意義な#StayHomeでコロナに打ち勝つ
今、出来ないことはたくさんあります。
外に出れない。人に会えない。
普段から外に出ることが多い人は、気分が沈んだり、同じような景色の毎日が嫌になることもあるかもしれません。しかし、新しい工夫を試す絶好のチャンスだと思い、自分にとってプラスに働かせることもできるはずです。今まで苦手だったオンラインのミーティングアプリも、人と話すために必要となれば挑戦できたり、普段はしないランニングや散歩も一日の歩数が100歩になる危機感が伴えばやる気が出るかもしれません。
新型コロナウイルスの感染拡大で、ここ数か月間は私たちがこれまでに経験したことのない大変動が起きています。大恐慌以来の経済危機など、様々な話題のニュースが次々飛び込んできます。世間では何が起こっているのか。何を信じて生きればいいのか。知れば知るほど不安になることもあると思いますが、現実から目を背けることはできません。私も、就活という大きな課題に直面していますが、目を背けていては未来の自分が困ることになります。このコロナ恐慌は、一人一人が自分に出来ることを見つめ直し、行動を改める良い機会にもなるはずです。
世間には、いくら外出自粛と言われても仕事しに外に出なければいけない人も多くいます。自分のことで精一杯になりがちな時期だからこそ、周りへの配慮や感謝を念頭に、皆で「ビヨンド・コロナ」していきましょう!
立命館大学Sustainable Week実行委員会
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