はじめまして。立命館大学経営学部4回生のteamRIMIXライター・一瀬優菜と申します。テーマは「留学と休学」です。私自身が今体験していることも踏まえて、お話ししたいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大により、授業が休講になったり、アルバイトのシフトが削られたりと、「おうち時間」を長く過ごされている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその中の一人で授業が休講になり、長期インターンも在宅勤務になりと、今までの生活では考えられないくらい自宅での時間を過ごしています。
そのような日々が何週間か続いていますが、私自身、おうち時間は既に快適な生活の一部になってきています。
予定の時間の30分前に起きれば、間に合う生活です。
好きな映画とドラマと本を思う存分、観たり読めたりする生活です。
私の予定を詰め込見すぎてしまう性格からは考えられないような日々を過ごしています。
元のスーパー忙しい生活が戻ってくることに恐怖さえも感じています。慣れとは凄いですね!
今回は、学生ライターのビヨンドコロナ生活として3章に分けて話したいと思います。
Before コロナ
まずBefore コロナです。上述したように、現在私は経営学部4回生なのですが、先日休学届けを取り消したばかりです。というのも、もともと私はこの1年間休学をし、半年は国内インターンを、残りの半年はイギリス留学を行う予定でした。
もともと社会問題に興味があり、3年間カンボジアの貧困地域へ教育支援を行うボランティア団体に所属していました。その中で、私と同じ問題意識を持ちながらも、NPOとして活動されたり、ソーシャルビジネスとして起業されたりと、卒業後も様々な形で想いを実現されている方々を知りました。
団体活動を終えたすぐに就職活動という流れだったのですが、「私はこのままで仕事を決められるのか?」と思い、自分の中にまだ答えが出ていない問いが残っているような気がし、即座に休学の決意をしました。そこからはインターン先や留学先を決めたり、奨学生として留学をするため奨学金に応募したりしていました。
受け入れインターン先からの承諾も得て、イギリスの大学3校にもアプライし、奨学生として留学を迎える状態まで来ていました。ふと気づくと、今はこのような状況です。つい数ヶ月前までたくさん準備し、必死に考えていた休学プランが、もう使い物にならなくなっていました。
そういえば、ある経営者の方が言っておられました。
「ビジネスは、先に何が起こるかわからない。だから究極を言えば、いくら準備しても、予測しても意味がない」
たしかに。過去の自分が、今の状況を知っていれば、1年前に戻り「休学準備に時間を使わなくていいよ!」と教えてあげたいです。
その方は続きに
「でも準備をするしない、事前知識があるないとでは、その後の対応や展開に大きな差が出るんだよ」
と教えていただきました。
たしかに。今までの準備期間は「使い物にならない」のではなく、今年1年の「展開に繋げていく」のかと思いました。
すぐにネガティブな気持ちから吹っ切れて、「じゃあ次なにするの?」と動き出すことができました。超楽観主義な性格が役に立ちました。
During コロナ
そんな私のDuring コロナは、これまでの通学や旅行、外食、集会という「前提」にあったものが取り上げられ、「これまでの生活ってこんなに不確かなものの上にあったんだ」と改めて感じました。
在宅でインターンを行い、オンラインで授業を受け、リモートで集会をしています。東京まで足を運ばないと参加できなかった座談会に、今では家から参加できるようになりました。
あれ?足を運ぶ意味とは?身を置く意味とは?
これまでの「前提」に疑問符が置かれています。
(中学時代のメンバーでオンラインディズニーをしました)
私を含め、留学や休学、海外インターンなどをしようと思っていた方。それらのテーマは何でしたか?何のために行く予定でしたか?
私の留学テーマは「日本のエシカル精神を呼び起こす」、そのためにイギリスに身を置く予定でした。
「テーマを実行する」ための手段であったはずの留学です。「留学に行く」ことが目的になってはいませんでしたか?今このタイミングで、この問いを投げかけられています。就職活動もきっと同じなのではないでしょうか。
「手段の目的化」。私の苦手な言葉に、再度ちゃんと向き合う時だと思っています。
テーマ実行のための手段は、留学だけではなかったはずです。ものすごく楽しみで、時間をかけて準備し、待ち望んだものだったとは思います。でも今は、違う手段を考える時間を与えられた気がします。
After コロナ
留学という「経験」はしたいと思っています。ですが、今はできない状態で、代用せざるを得ない状況にいることも理解しています。
今年1年は次のように進もう、と思っています。
・自分のテーマの前提にある仮説を留学ではなく、論文によって証明したい!
・消費活動が活発になるであろうアフターコロナまでに「責任ある消費」を伝えたい!
・就活生でもある今、「私が欲しいもの」を企画したい!
自分にできることを考えて、実行に移していきたいと思います。
最後に「All is Well –きっとうまくいく– 」という私のベスト映画を紹介して終わります。
最後までお読みいただきありがとうございました。