今だからこそ日常に「+α」を【学生ライターのビヨンドコロナ生活#9】

はじめまして、立命館大学生命科学研究科1回生のteamRIMIXライター・大野雅貴と申します。

新型コロナウイルスの蔓延により大学は休講となり時間に余裕ができる一方、これから先どうなるのかという不安を抱えている方もいるんじゃないでしょうか。お金で不安は拭えないかもしれませんが、日本政府による10万円の支給も決まりましたね。

私はこの春から生命科学研究科に進学し大学院生となりました。現在は里山保全の観点から森林の土壌環境に関する研究をしています。

私は他のライターのように、学部生時代から特別なことをしてきたわけでもなく、大学院生となった現在は、課外活動を行っていません。
ですので、最近の過ごし方を少しばかり綴っていこうかと思います。

日常+α

4月から研究を本格的に始めようとした矢先、構内への立ち入りが原則禁止となってしまいました。
専用の試薬や実験器具を用いて分析を行うため、今は研究を行うことができません。
休講後はオンラインでのミーティングや発表の準備など、自宅で進められる作業を行っています。

フィールドワークにも行けず自分の研究そのものがストップしている状況なので、入構禁止がいつ解除されるかが今後の研究計画に大きく影響します。

今回のように在宅時間が増えるなど、環境の変化があったとき、「明日からはこう過ごそう」「あれに時間を割こう」というふうに即順応できる人というのはそう多くはないのではないでしょうか。
ましてや下宿先で一人となると余計に惰性で過ごしてしまいそうです。私もそうです。

そこでありきたりなことではありますが、自炊に力を入れていこうと決めました。
ただ自炊をしてもつまらないので、

・昼、夜の決まった時間に料理を完成させる
・同じメニューは作らない
・同じ食材ばかり使わない
・作り置き含め毎食3品は食卓に出す

以上4点をルールとしました。
朝は起きれないし普段食事をしないので、除外しました。ルールがあると頭を使うようになり、ない場合と比べてやる気も上がります。

既出の作り置きは映っていないので達成できてないなと思わないでください

現在ルールを作ってから2週間弱が経過しだいぶ慣れてきましたが、スタート時から「献立を考える」のが一番大変です。
小さい頃から毎日ご飯を作り続けてくれた、母の苦労を少しでも感じられる良い機会になりました。
できるだけ短時間で完成させるためには、効率化が必要になってきます。
ご飯冷めちゃいますしね。

そのために、調理に要するおおよその時間を考えた上で、その間にできる作業を行う、ということを毎回考えるようにしました。
同じことをするにしても自分なりに工夫を重ねていくと、回数をこなすうちに自然と最適化されていくと思います。(すごく理系的な考え方かもしれませんが)

たまには運動も

何かしらやることがあったとしても、誰とも話さずに狭い部屋で何日も過ごすと気が滅入ります。

普段あまり散歩はしないのですが、気分転換に外に出てみようと思いました。

できるだけ人通りが少ない道を選んで歩いていると、道端に桜の木があって、綺麗な葉桜を見ることができました。

ふと視線を下ろすと幹から新たな芽が出ていて、コロナ禍であっても植物は変わりなく生きているんだと思い、不思議と安心できました。

幹から咲いていた桜の花

そして、自宅に籠っているとどうしても運動不足になります。

これを機に一念発起し、運動するためにランニングを始めようと思いました。思っただけです。

なぜかって、1回目に勢いで走りすぎて膝を負傷してしまったためです。

自宅にいながらここ2週間で一番学んだのは「運動前はきちんと準備運動をする」ということでした。
もう体は思いつきにはついていけないようです。

トトロに出てきそうな道

自分に合った自分らしさ

環境の変化についてすぐに順応できる人はなかなかいないのではないか、と上では書きましたが、無意識でもある程度の時間が経つと次第に順応していきます。

テレワーク化が急速に進む今、1週間もそのような生活を続ければきっと今までとは違う習慣が出来上がってくるでしょう。
もちろんその変化についていけるだけでも十分ではあるのですが、せっかくなら自分から新しいことを始めてみるのもいいかもしれません。

何かをするとき、私は自分の軸を基準に考えるようにしています。私にとっては「楽しむ」というのが軸の1つとなっています。

「意識高い」とかそういうものでは全くなく、単純に精神年齢が幼いので、楽しくないと続かないからです。理由は何にしても、このような軸があることでどう行動していくかに繋げることができると思っています。

特に過渡期といえる現在において何をするかは当然重要ですが、自分を見失わないためにこの軸を持っていた方がいいなぁという持論です。
やってても楽しくなければ意味がないですしね。

これを読んで少しでも「ほぉ…」と思った方は自分の軸について考えてみてはいかがでしょうか。

稚拙な文章ではありましたが、最後まで読んでいただきありがとうございます。