実家で過ごすコロナ禍生活【学生ライターのビヨンドコロナ生活#16】

こんにちは。立命館大学文学部2回生のteamRIMIXライター・波多野優菜と申します。

私は今、大学のある京都ではなく、実家のある地方にいます。

コロナウイルが今ほど蔓延していない2月のおわりに帰省したのですが、京都の感染状況などを鑑み、下手に移動などはせず、今はまだ感染者の少ない地方にいたほうが安全であろうと考え、実家に留まることを決めました。

先日、私が所属している立命館大学新聞社のテレビ会議に参加したのですが、その際、私と同じように実家でこの休校期間を過ごしている方が想像以上に多いことを知りました。

今回は、普段一人暮らしをしている私の「実家生活」について書きました。実家での家族との時間、一人の時間の有効な使い方の参考に、少しでもなれば幸いです。

一人暮らしでわかった家事の大変さ

18年間、実家で暮らしていた私ですが、家の手伝いをしたことはほとんどありませんでした。料理・洗濯・掃除、そのすべてをやってもらって当たり前と考えていました。

しかし、一人暮らしをはじめて、実際にすべての家事を自分自身でやらなくてはならない日々を過ごすようになると、その大変さが身にしみました。

自分が動かなければ、ご飯はできないし、洗濯機は回らないし、部屋は汚れていく。

家で私が快適に過ごせていたのは家族のおかげであったということを知り、感謝の気持ちが芽生えました。

一人暮らしを一年間してみて、家事の大変さ・面倒くささを学んだので、帰省してからは手伝いを積極的にするようになりました。

皿洗いや洗濯、簡単な料理など、難しいことはあまりできませんが、それでも家族に「ありがとう」と言ってもらえると、やりがいを感じます。

普段一人暮らしをされている方だけでなく、将来一人暮らしをしたいと思っている方、また、春から一人暮らしをはじめる予定だった方も、「予習」と思って、家の手伝いを積極的にしてみてください!

新聞の重要さ

私は新聞社に所属していますが、大学に入学してからというもの、新聞を読む機会はめっきり減りました。

実家では毎日、新聞をとっていたのですが、一人暮らしをはじめてからはわざわざ購読しようという気も起きず、知りたい情報もすべてインターネットで調べて満足していました。

今回、実家に帰ってから、再び毎日、新聞を読むようになり、その良さを改めて実感しています。

新聞の便利なところは、情報が整理されている点です。

「緊急宣言の延長は、いつ決まるの?」そう思ったとき、テレビをつけても、自分の知りたいことをピンポイントで流している、ということは少ないです。スマートフォンを見ても、インターネット上には情報が溢れすぎていて、自分の知りたいことにたどり着くまでに時間がかかります。また、信用のできるサイトもたくさんありますが、ネットニュースには裏付けの取れていないものも多く、それら全てを鵜呑みにすることは危険です。

しかし、新聞社は毎日取材を行い、校正をし、読者に知らせるべき最新情報を記事にしています。それに加え、紙面では、教育に関しては何面、スポーツは何面、など話題ごとに情報が整理されており、また見出しからその記事の内容を知ることができるので、自分の知りたい情報をすぐに手に入れることができます。

また、コロナ禍の中で見逃されがちなニュースについても少なからず書かれています。

新聞と聞くと、娯楽とはかけ離れた堅いイメージを持つ人が多いと思います。

しかし、テレビをつけても報道番組は新型コロナウイルスの話題ばかりで気が滅入る、バラエティも再放送や総集編ばかりで退屈、という現在においても、新聞のコラム欄や文化欄は毎日更新され、ためになる、面白い話題を提供しています。

その他にも、文章力が身につく、就活に役に立つなど、新聞には利点がたくさんあります。一日10分だけでいいので、自宅で新聞を購読されている方は、新聞に目を通す時間を作ってはいかがでしょうか。

文通でたまにはアナログに

実家とはあまり関係ありませんが、私は最近文通をはじめました。

相手は高校時代の友人で、今は鹿児島の大学に通っています。普段はLINEやInstagramで連絡を取り合っていますが、週に一回ほど彼女から手紙が届くこと、また返事を書くことがいまの私の一番の楽しみになっています。

今の時代、文通をしている学生はほとんどいないと思います。配達期間も含めて、LINEとは比べ物にならないほどの時間がかかりますし、便せん代や切手代などのお金もかかります。しかし、手間がかかるからこそ面白いとも感じます。

友達からもらった温かみのある文字を読みながら、相手のことを考え、筆を動かす時間はとても特別です。加えて、SNSでのやりとりなどとは違い、紙のものは一生手元に残るので、何年後、何十年後に読み返すことも可能です。

オンライン飲み会やリモート食事会などが流行っていますが、たまにはアナログに、手紙で友達と近況を報告しあうこともおすすめです。

最後に

このような状況下では、不安を共有できる人とのつながりが最も重要であると私は思います。実家では、家族とのつながり、文通では友人とのつながりを実感しています。

また、日々新聞や手紙を届けてくださる配達員の方への感謝の気持ちも再認識しています。

家族や友人との絆を深め、見えないところで支えてくれる方々への感謝を忘れず、このコロナ禍を乗り越えていきたいです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!