2023年11月12日、ちゃやまちプラザにて開催された、令和5年度 スタートアップチャレンジ甲子園(主催:大阪府・兵庫県、共催:公益財団法人大阪産業局)に、立命館大学経営学部3回生の太田晶景さんが代表を務めるチーム「MOUantAI」が出場し、AIを活用して介護施設で行われている目視法を画像認識で行う「めしパシャ」のビジネスプランが、関西みらい銀行賞(提供:関西みらい銀行)、Ogyaa’s賞(提供:株式会社ツクリエ)、起業時代賞(提供:freee株式会社)の3つの企業賞を受賞しました。
MOUantAIは、RIMIXが主催し10月に開催した学生ベンチャーコンテスト 2023 Powered by RIMIXで最優秀賞を獲得。このほかきたしん未来賞(提供:北おおさか信用金庫)、中央会計賞(提供:中央会計株式会社)、NVCC賞(提供:日本ベンチャーキャピタル株式会社)の3つの企業賞を獲得していました。
令和5年度 スタートアップチャレンジ甲子園は、2025年の大阪・関西万博を見据え、大阪・兵庫から関西、さらには日本の成長・発展を牽引していくため、次代を担う起業家と新ビジネスのアイデアを発掘する機会として、大阪府・兵庫県で共同開催しているビジネスコンテストです。受賞者には大阪産業局のスタートアップ向けプログラムの優先参加券などのほか、各企業賞の特典として、メンタリングやコワーキング施設等の利用権などが授与され、ビジネスプランの実現に向けたサポートが受けられます。
MOUantAIが発表した「めしパシャ」のプランは、介護施設で行われている目視法を、AIを活用した”めしパシャ”のサービスを使って写真でチェックすることにより、食べた量の基準を揃え、健康管理をより徹底するというビジネス。従来、介護施設では食事量は“目で見て感覚で測定”されていました。私たちの製品では、目ではなく画像認識AIに測定を任せることで業務効率化と徹底された健康管理を可能にします。発表はMOUantAIのチームメンバーで、立命館大学経営学部3回生の平田 康介さんが行いました。
MOUantAI ・平田康介さん(立命館大学経営学部3回生)のコメント
この度は、関西みらい銀行様より関西みらい銀行賞、株式会社ツクリエ様よりOgyaa’s賞、freee株式会社様より起業時代賞と3つのサポーター賞を頂きました。残念ながら最優秀賞には至りませんでしたが複数のスポンサー企業様に選んでいただけたことは大変嬉しく、自信にも繋がっています。これまでご協力いただいた介護関係者の皆様、そしてメンター陣の皆様のおかげです。今回多くの方にお褒めの言葉を頂きましたが、ここで終わりではなく、これからが本当のスタートだと思っています。介護に関わる人全員が安心できる世界を目指して、今一度、地に足つけて全力で取り組んでまいります。ありがとうございました。
MOUantAI 代表・太田晶景さん(立命館大学経営学部3回生)のコメント
現場でのヒアリングや見学、多くの方からのメンタリングなどを通し、今、やっと、私たちが感じている課題感をより多くの人に伝えられるようになってきました。
今後は、さらにビジネスプランに磨きをかけるだけでなく、この活動をより多くの方に共感していただくために、ビジネスコンテストなどでの露出の機会を増やしたり、より多くの方に使っていただけるようなビジネスモデルを作りあげたりすることで、めしパシャが世界に広がる方法も考えていきます。
めしパシャにより、介護に関わる全ての人が安心できる世界を作り上げることを目標に尽力して参ります。