立命館大学EDGE+Rプログラムは、広島県尾道市の瀬戸田レモンを活用した地域発イノベーション創出に向けたイベント「Lemon Adventure 4」を2024年2月11日、ベル・カントホールおよびオンライン中継のハイブリッド形式で実施いたします。
開催概要
GAstroEdu「Lemon Adventure 4」
〜瀬戸田レモンと尾道テロワール・まちづくり〜
本学では、2020年より「GAstroEdu(ガストロエデュ)」と題して、世界の食を通して持続可能な未来を考えるSDGsオンラインワークショップを開催しています。広島県尾道市瀬戸田町(※)においても、2021年12月に「地域の特性や食・農業・文化を活かした産業のあり方」をテーマにイタリア・アマルフィとのオンライン企画を実施しました。その後、地元業者と連携したレモンスイーツ開発や、食の世界的なイベント「テッラ・マードレ」(イタリア・トリノ)でレモンワークショップを開催しています。
今回のイベントは食・地域資源を活用した、地域発のグラスルーツ・イノベーションの先端的取り組みとして、「瀬戸田レモンと尾道テロワール・まちづくり」をテーマとしています。地域を超えたイノベーションと、瀬戸田と世界のレモンをめぐる地域の多様な人たちとのインタラクションを通じて、未来の豊かな食・地域やレモン産業の発展について考え、新たな価値共創の場をデザインしていきます。
(※)広島県は、レモン生産量が日本一を誇り、瀬戸内海の島々を中心にレモン栽培が発展してきました。瀬戸田町(尾道市)は、国産レモンの発祥の地域とよばれ、温暖な気候と少ない降水量から柑橘類の生産に恵まれた環境として古くからレモン栽培が行われてきました。安全・安心なレモンとして皮まで食べられる「せとだエコレモン」は、平成20年に広島県認定の特別栽培農産物の認証を取得し、せとだエコレモンを利用した加工食品も多彩に販売されています。2023年には、「せとだエコレモングループ」が第52回日本農業賞の大賞を受賞しました。
テロワール
Terroir(テロワール)とは、UNESCOは「地理的に限定されたエリアで、人間が歴史的に育ててきた文化的特徴」と定義しています。 地域と食の未来を考えるにあたっては、その土地の文化や歴史、人の営みを考えることが大事であるといえるでしょう。
グラスルーツ・イノベーション
Grassroots Innovationは「草の根」と「イノベーション」をかけ合わせた造語です。「グラスルーツ」は草の根であり「ルーツ」には力を合わせるという意味があります。地域の様々な課題に関わる人々がつながり、そこでの知と実践をタネとして、イノベーションを生み出す。これが、立命館の目指すイノベーションのカタチ、「グラスルーツ・イノベーション」です。
立命館学園では、さらに、広く地域を超え、よりよいくらしや社会作りへの価値を創出することまでを「グラスルーツ・イノベーション」と呼び、社会への価値創造や、ソーシャルインパクト創出におけるポリシーとしています。
立命館が目指す「グラスルーツ・イノベーション」紹介動画はこちら
日時
2024年2月11日(日)14:00〜17:00(予定)
*オンラインでも配信しますので、途中入退出も歓迎です
場所
ベル・カントホール(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田535-1)
対面・オンライン(ZOOM) ハイブリッド開催
対象
どなたでもご参加いただけます
*対面の方は申込不要です
*オンラインの方はお申込が必要です(以下よりお申込ください)
お申し込み
こちらのフォームからお申し込みください。後日、ご入力いただいたメールアドレスにZoom URLを送付します。
申込締切:2月9日(金)15時
*参加申込は終了しました
皆様のご参加、お待ちしています!
プログラム
14:00-14:10 オープニング・開会挨拶(尾道市長 平谷祐宏 氏)
14:10-14:40 オープニングセッション
■ せとだレモンの取り組み紹介/尾道市瀬戸田町「せとだエコレモングループ」
■ 変化する瀬戸田・若者から見た瀬戸田/広島県立瀬戸田高等学校
14:45-15:45 パネルトークセッション「尾道テロワールとまちづくり」
- 慶應義塾大学大学院 システムデザイン・マネジメント研究科 白坂成功 教授
- 株式会社リクルートスタディサプリ教育AI研究所 所長/東京学芸大学大学院教育学研究科 准教授 小宮山利恵子 氏
- 英国王立国際問題研究所(チャタムハウス)フェロー 玉木直季 氏
- きづきアーキテクト株式会社 代表取締役 長島聡 氏
- 一般社団法人スマートシティ・インスティテュート専務理事 南雲岳彦 氏
- 株式会社エッセンス 代表取締役 / NPO法人ミラツク 代表理事 西村 勇哉 氏
- 株式会社ビービット 執行役員CCO/東アジア営業責任者 藤井保文 氏
- 早稲田大学 創造理工学部経営システム工学科 野中朋美 教授
15:55-16:55 イタリア中継「レモンのテロワール:地域と食との関係〜プーリア州の事例から〜」
- 立命館大学食マネジメント学部 石田雅芳 教授
- 島ごころ 代表取締役 奥本隆三 氏
- 片山農園 片山武志 氏
- 稲葉農園 稲葉典文 氏
- 原田農園 原田充明 氏 ほか
16:55-17:00 クロージング
*プログラムは予告なく変更の可能性がございます
GAstroEdu「Lemon Adventure 4」
主催
⽴命館⼤学EDGE+Rプログラム
協力
立命館起業・事業化推進室 RIMIX/GAstroEdu
立命館大学R-GIRO家光PLグループ3/立命館大学食マネジメント学部
早稲田大学野中研究室/慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科白坂研究室
武庫川女子大学本田研究室
後援
尾道市/ひろしま農業協同組合(JAひろしま)
GAstroEduとは
GAstroEduは、世界が抱える社会課題に対し、 身近な「食」をテーマにしたワーク ショップを通じて子どもたちの主体性や創造性を育み、「本物」に触れながら生産者と生者を教育を媒介につなぐプラットフォームを目指す、オンラインのSDGsワークショップ開発プロジェクトです。
大学が有する食の世界的なネットワークと最先端のリモート技術で、海外と直接繋がるライブ感あふれる体験型プログラムを実現。世界の社会課題に対し、身近な食を通じて、小さくとも自らの手でひとつの解決策を作り出していく経験から、サイエンス、テクノロジーのみならず文化や歴史などの多くの視点から問題の本質をとらえることができるイノベーション人材の育成につながることを期待しています。
これまでのGAstroEduワークショップの
ダイジェスト動画をRIMIXチャンネルで公開中!▼
EDGE+Rプログラム
「立命館大学EDGE+R(イノベーション・アーキテクト養成プログラム)」は、イノベーションを興せる人材の輩出を目指し、学内外を問わず、新しいことに挑戦するひとを求めるプログラムで、2014年から始まりました。起業を目指すひと、仲間が欲しいひと、企業課題の解決をやってみたいひとなど、多様なひとが混ざる「場」として、学部の垣根を越えた多様なプログラムを用意しています。EDGE+R プログラムは、文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE、2014年度〜2016年度)に引き続き、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT、2017年度〜2021年度)に採択され、2022年度より立命館大学独自のプログラムとしてスタートしているプログラムです。本プログラムでは企業協賛ワークショップと称し、企業より与えられた課題、テーマについて、「デザイン」に関わる手法をもとにビジネスモデルを考えるワークショップを実施しています。
EDGE+Rプログラム紹介動画はこちら▼
お問い合わせ
EDGE+R運営事務局(BKC共通教育課内)(担当:野神・吉川)
TEL:077-561-5910 e-mail:r-edge@st.ritsumei.ac.jp