RIMIX事務局です。
今回は、3月25日に実施した【RIMIXオープンゼミ#6】フリーランスという生き方 Presented by 東京フリーランスの様子を報告します。
RIMIXオープンゼミとは
RIMIXオープンゼミは、学校法人立命館の学生・生徒が、自分の興味関心に沿ったテーマを仲間と一緒に学び・共有する、オンライン・オフライン融合型の新しいコミュニティです。
本ゼミは、同じ興味関心に沿ったテーマの高校生・大学生が自由に参加でき、共に学ぶことができます。
また、学外ゲスト、ゼミのサポーターとして様々な分野で活躍している教員や現役大学生が、皆さんとともにコミュニティを作っていきます。
本ゼミは、課外プログラムとして、大学や高校ではなかなか出会うことがない外部のゲストとしてお迎えし、参加者の皆さんと一緒に学びを深めて行くことを目指しています。
講演の概要
RIMIXオープンゼミ#6
フリーランスという生き方
Presented by 東京フリーランス
3月25日(火)に開催した第6回RIMIXオープンゼミでは、立命館朱雀キャンパスを拠点にオンライン・オフラインのハイブリッドで開催しました。立命館大学法学部の卒業生で、合同会社東京フリーランスのCOOである大滝 昇平氏にご講演いただき、当日は同社の船越CEOをはじめとした東京フリーランスの皆様にお越しいただき、質疑応答などでお答えいただきました。
司会は、RIMIX学生スタッフの藤井はるか(立命館大学経営学部2回生)が担当しました。
講演の内容
今回の講演では、「小さな起業」と「大きな起業」についてお話し頂き、東京フリーランスさまの実際の例を交えながらご講演いただきました。
よく「起業」といって考える、ベンチャーから上場、さらにその先を目指すような「大きな起業」とは違い、「小さな起業」をおすすめしたいとお話しいただきました。ここで言う「小さな起業」とは、例えばWEBデザインや映像編集、ECサイトを通じた販売事業、SNSコンサルタントなどのような、事業規模は大きくはないものの自分のスキルややりたいことを基盤に独立するものを指します。大きな起業とは違い、小さな起業であれば、自分ひとりでも数人程度でも立ち上げられ、リスクも小さく事業を行うことができます。実際、東京フリーランスさまも当日お越しいただいた4名で立ち上げられ、現在事業を行っておられるといいます。
その中で、起業に向いてる人・向いていない人の特徴もお話しいただきました。起業に向いている人は「自責思考で走り続けられる人」だといいます。起業は小さくても大きくてもリスクです。そのリスクを自分で背負って、いかに事業を行えるか、続けられるかが鍵になります。一方で起業に向いていない人の特徴は「受け身な人・起業が目的な人・消極的な人・完璧を求める人・視野が狭い人」だといいます。特に、自分のしたいことやスキルを基盤に行う起業ではなく、起業すること自体が目的になっていると、なかなか続きにくかったり、モチベーションが下がってしまうことが多いといいます。
また、実際に東京フリーランスさまの事例もお話しいただきました。特に、同社が運営しているプログラミングのオンラインスクール「デイトラ」は、開始1年で受講者が6000人を突破するという、業界でも異例の人気だったといいます。社会の需要としてプログラミングが増えていること、自分でスキルを身に着けたいという人が増えていることが、人気に繋がっています。しかし、起業した当初はお金をもらうことへの罪悪感を持ち、無報酬で運営を続けていたそうですが、ものの、「お金をもらって持続的な運営が可能になり顧客にも還元できる!」というという考えに至り「お金をもらうことは悪ではない」と思えるようになったというエピソードもお聴きすることができました。
今回のオープンゼミは、東京フリーランスさまの運営するYouTubeに後日アップされますので、講演のより詳しい内容が気になる方はぜひそちらもご覧ください!
トークセッション抜粋
講演の後には、匿名でのQ&Aツールを使って質疑を募集しました。ここでは、大盛り上がりのトークセッションから一部抜粋してご紹介します。
Qは学生のみなさんからの質問、Aは東京フリーランスのみなさんからの回答です。
Q「みなさんの出会いや一緒に起業された経緯が気になります。」「みなさん仲が良いように見えますがその秘訣は何でしょう?喧嘩したりすることはありますか?」
A「最初は会社の元同期を誘って、そこからTwitterで一緒にどうだろと声をかけて一緒に飲んだりしているうちにこの4人になりました。喧嘩については、理屈で議論することがほとんどなので、話し合いが変にもめることは少ないです。」「スラックで毎日コミュケーションをとっていますが、実際に会う機会は1か月に1回あるかないかなんですよね。それから、みんな以前にひと悶着あって失敗してから、今の事業をやっているのと、得意なことがそれぞれ違うのも喧嘩が少ないことの理由かもしれません。」
Q 「学ぶモチベーションを維持するコツはありますか?」
A 「目標を決めて少しずつやっていくことだと思います。今日学んだことを毎日ツイートしてみたり、一週間ごとにブログにしてみたりと、アウトプットを続けるのもよいと思います。」「私もアウトプットこそが勉強だと思っているので、インプットも大事ですが積極的にアウトプットしてみてほしいです。」
Q「今就活をしていますが大変なことが多いです。就活についてのアドバイスはありますか?」
A「就活性向けの情報は偏っているものも多いので注意が必要です。それから就活をビックイベントと捉えている学生も多いですが、そこまで深刻になりすぎなくてもよいではないでしょうか。」「世の中には説明会が上手すぎる企業もあって、就職してみないとわからないことも多いんです。私は就活浪人して2回目の就活をしました。初めての就活の時点で一生の職を決める必要はないと思います。」
Q「10年後は何をしている予定ですか?」
A「10年後何をしているか考えたりはしないですね…10年も経つと世の中の前提条件やルールはかなり変わるので、今先のことを考えるより、基本的に今、先にしても1、2年先に何をしていよう、何をしようということを考えるようにしています。」
他にも、
「起業ってどんな流れするんでしょう?」「起業するならまず企業に社会経験を積んでから?」「フリーランスになるにあたって、会社での経験は必要?」「大企業かベンチャーどちらの方がスキルを教わりやすい?」「案件はどうやって手に入れる?」「起業するなら社会貢献性を重視した方がいい?」「事業を拡大しない方向で、フリーランスとして成功する秘訣はな?」「フリーランスエンジニアになるにあたって、会社での就職の経験は必要?」
といった様々な質問が集まりました!
おわりに
今回のRIMIXオープンゼミは、起業やフリーランスという働き方に関心のある多くの学生の方に参加して頂きました。匿名でのQ&Aツールを使ったことで、質疑応答の盛り上がりは過去一番に思えるほどでした。
今回のオープンゼミは、東京フリーランスさまの運営するYouTubeに後日アップされますので、講演のより詳しい内容が気になる方はぜひそちらもご覧ください!
RIMIXオープンゼミは今後も様々な分野のテーマで実施していきますので、ぜひ積極的にご参加ください。