RIMIX事務局です。
今回は、1/12に実施した【RIMIXオープンゼミ#2】食と農業とくらしのイノベーション Presented by AgVenture Lab/Supported by 立命館大学食マネジメント学部の様子を報告します。
RIMIXオープンゼミとは
RIMIXオープンゼミは、学校法人立命館の学生・生徒が、自分の興味関心に沿ったテーマを仲間と一緒に学び・共有する、オンライン・オフライン融合型の新しいコミュニティです。
本ゼミは、同じ興味関心に沿ったテーマの高校生・大学生が自由に参加でき、共に学ぶことができます。
また、学外ゲスト、ゼミのサポーターとして様々な分野で活躍している教員や現役大学生が、皆さんとともにコミュニティを作っていきます。
今回の講演概要
第2回 RIMIXオープンゼミ
食と農業とくらしのイノベーション
Presented by AgVenture Lab
Supported by 立命館大学食マネジメント学部
1月12日に開催した第2回RIMIXオープンゼミでは、荻野 浩輝氏(一般社団法人AgVenture Lab 代表理事・農林中央金庫 執行役員 デジタルイノベーション推進部長)、野中 朋美氏(立命館大学食マネジメント学部 准教授/立命館大学EDGE+R副総括責任者)、浅井 瞭太氏(立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部2回生/総長ピッチ2019・SSAP賞)を登壇者に招き、オンライン・オフライン同時開催の講演、公開メンタリングを行いました。
講演「食と農業とくらしのイノベーション」
37%、93%
これ一体何の数字でしょう?というところから、講演は始まりました。
37%は日本の食料自給率、93%はなんとイスラエルの食料自給率だそうです。イスラエル国土の多くが砂漠ですが、敵国に囲まれ食料の国外調達が難しい分、水が少なくても食料を生産するための、スタートアップやイノベーションが盛んな国のようです。リンゴ収穫のためのドローン、農園管理プラットフォーム…様々なイノベーションが起きているんですね。軍事的な技術を農業に応用するケースも多いようです。
その他にも、シリコンバレーや中国の農業テック事情も紹介していただきました!
AgVenture Labについて
AgVenture Lab は、「次世代に残る農業を育て、地域のくらしに寄り添い、場所や人をつなぐ」をコンセプトに、社会性の高いテーマを扱い、イノベーターの育成、jJAのネットワークを活かした総合デジタル事業、JA職員など関係者のマインドチェンジを行っています。
JA グループ、農業者、スタートアップ企業やパートナー企業、大学、行政等、大勢のステークホルダーとエコシステムを形成しています。
URL:https://agventurelab.or.jp/
農林水産省と女性誌と組み、大人の食育イベントを開催したり、地方自治体と連携しアイデアソンを開催したり、海外とも連携してイベントを行ったりもしているそうです。
2019年から始まった「JAアクセラレータープログラム」には、今まで、収穫ロボのサブスクリプション、親子向け農業体験プログラム…手押し車の電動化キット、空中権の売買システム、野菜の粉末化サービス、人材マッチング…様々なスタートアップが採択されてきました。
☆講演中に疑問に思ったことや質問があれば、zoomのチャット欄に書き込んでもらいました。
参加者の学生からは、
「地方での取り組みは他にどんなものがあるんだろう」「農業も含めて色んなことに興味があるけど何をすればいいんだろう」「特に盛り上がっている事業は何か気になる」「若い担い手が農業を始める理由が気になる」
といった様々な質問が飛び交いました。
最後の公開メンタリングでは、浅井氏によるハラール食事業のプレゼンが行われ、荻野氏、野中氏によるフィードバックが行われました!
終わりに
今回のRIMIXオープンゼミは、農業や食をテーマとして、高校生から大学院修士・博士課程の学生まで幅広い学年の方に参加していただきました。
また、RIMIXオープンゼミに対する満足度も非常に高く、事後アンケートによると、93%の学生が本イベントに満足し、89%の学生がRIMIXオープンゼミを通して農業や食への関心が高まったと回答していました。また、AgVenture Labのスタートアップへの取り組みに関心を寄せる学生が多くいました。
RIMIXオープンゼミは来年度以降も継続して様々なテーマで開催していく予定ですので、みなさま是非ご参加ください!