「立命館ソーシャルインパクトファンド(RSIF:Ritsumeikan Social Impact Fund)」は、「養殖の民主化」をミッションとして「どこでも誰でも水産養殖ができる仕組み」を提供するため小型・分散型の閉鎖循環式陸上養殖システム「ARK」の開発・販売を行う株式会社ARKへの投資を実施いたしましたのでお知らせいたします。
立命館ソーシャルインパクトファンド(RSIF)の詳細は以下をご覧ください。
プレスリリース概略
以下、プレスリリースの概略です。
株式会社ARK、資金調達実施のお知らせ
株式会社ARK(本社:東京都渋谷区、代表取締役:竹之下航洋)は、シードファイナンスラウンドを実施・完了したことをお知らせ致します。今回調達した資金により、研究・開発・製造体制を強化するとともに、様々な協業先と陸上養殖システム「ARK」を活用した小型・分散型陸上養殖の事業化に向けた実証実験と社会実装を推進して参ります。
◆ご参画いただいた投資家からのコメント(五十音順)
アクアクララレモンガスホールディングス株式会社 代表取締役社長 赤津 裕次郎氏
弊社も拠点を置く湘南で、海が抱える大きな社会課題に取り組むARKに共感を覚えました。水・エネルギー・食料は人類共通の課題であり、これから共に様々なチャレンジができることを楽しみにしております。
アソビシステム株式会社 代表取締役社長 中川 悠介氏
こんなワクワクするスタートアップに出会えた事を嬉しく思います。ARKの提案する小型、分散型陸上養殖システムはこれからの地球に必要なものだと思います。未来の世界に当たり前にARKが必要不可欠になると思います。エンターテイメントとの掛け算もしていきながらこれからが楽しみです。
AMBUSH代表取締役/音楽プロデューサー VERBAL氏
自然環境や労働者に配慮して作られた素材、製品が当たり前のように求められ、サステイナビリティーを証明することがファッションビジネス上の必要条件になってますが、ARKが提案する「どこでも誰でも水産養殖ができる仕組み」はまさに分散型フードテックの先駆けだと思い、感銘を受けました。
海老乃家代表/株式会社薮水産 代表取締役社長 船田 裕亮氏
海老を通じて、素晴しいA R Kの小型・分散型陸上養殖システムを知った時、水産業界にイノベーションを起こせる技術であると確信しました。更に解決したい問題、目指すべき未来が同じであった事に感激しました。A R Kの陸上養殖システムと20年水産業に従事してきた薮水産の技術と経験を用いて、共に新しいサプライチェーンを構築し、持続可能な社会の実現に貢献していきたいです。
カフェ・カンパニー株式会社 代表取締役社長 楠本 修二郎氏
ARK創業メンバー3人の個性とそのピュアな眼差しに心を打たれると共に、食の未来に正面から挑む姿勢に、日々、私も突き動かされています。世界の人口が97億人になる2050年、そして、そのもっと先まで見据え、“おいしい”循環型の生産システムの実現と普及に向けて一緒に取り組んでいきましょう!
JR東日本スタートアップ株式会社 代表取締役社長 柴田 裕氏
湘南平塚の空き地にポンと置かれた黒い箱。駐車場1台分の小さなコンテナの中で元気に泳ぎ回るエビを見たときは、感動というより歓笑しました。
こんなユニークで価値あるSDGSチャレンジ、あまり無いですよね?ARKがやろうとしている小型分散型陸上養殖による水産資源の未来に、圧倒的な共感を持ちました。私たちはARKと一緒に、日本初の駅での水産養殖にチャレンジします。スタートは常磐線浪江駅から。私たちはARKを本気で応援します!
リアルテックホールディングス株式会社 グロースマネージャー 室賀 文治氏
創業1年程度だがプロダクトの完成度も高く、国内大手企業とも連携した実証実験を開始。モノづくりにこだわりつつもトップギアで事業展開ができる経営チームが最大の魅力です。陸上養殖はプレイヤーも多い業界ですが、ARK社は小型閉鎖系による長所を追及することで水産業に新たなイノベーションを提供できるスタートアップであると確信し支援を決定しました。引き続き全力で応援します。
立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合 無限責任組合員 プラスソーシャルインベストメント株式会社 代表取締役 野池 雅人氏
学校法人立命館では「挑戦をもっと自由に」の学園ビジョンのもと、社会課題を事業を通じて解決しようとする挑戦者を応援しています。立命館の卒業生でもある竹之下さんが代表をされているARK株式会社の実践は、まさに水産養殖業界のこれまでの常識を覆し、将来的には日本や世界が抱える食料危機の解決に寄与する挑戦であると確信し支援を決定しました。ARKの掲げるミッション実現に向けて、共に力を尽くしていきましょう。
株式会社リバネス 代表取締役 グループCEO 丸 幸弘氏
ARKと初めて出会った時、思い立ったらすぐに試作開発を実行に移せるエンジニアの行動力に感銘を受けました。リバネスグループでは、日本、東南アジア、UKに拠点をもち、グローバルに戦える課題解決型ベンチャーを応援しています。ARKはまさにイギリスにも拠点をもつ、地球の課題解決に取組むベンチャー企業です。今回の出資を契機に、さらに研究開発を加速させ、共に世界の課題を解決していきましょう。
山口キャピタル株式会社 岩﨑 啓太氏
これまでの陸上養殖とは真逆のアプローチで水産養殖業界にイノベーションを起こすARKとご一緒でき、大変嬉しく思います。食糧危機のリスクが叫ばれていますが、養殖を民主化し、何十年先、何百年先でも、どこでも美味しい水産物が当たり前に食べられる世界にしていきましょう。
■ ファンド概要(https://r-rimix.com/fund/)
名称:立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合
運営会社名:プラスソーシャルインベストメント株式会社
所在地:京都市上京区河原町通丸太町上る出水町284番地
代表者:代表取締役社長 野池雅人
設立:2016年4月
■ 株式会社ARK(https://www.ark.inc/)
会社名 株式会社ARK
代表者 代表取締役CEO 竹之下 航洋
設 立 2020年12月23日
本店所在地:東京都渋谷区広尾1丁目7-20
湘南製作所:神奈川県平塚市東八幡4丁目15番13−1
海外拠点 (ARK WORLDWIDE LTD):London, UK
事業内容 閉鎖循環式陸上養殖システムの設計・開発・製造及び付帯サービスの開発と提供
公式サイト:https://ark.inc
連絡先:hello@ark.inc
ARK(アーク)は「養殖の民主化」をミッションとして「どこでも誰でも水産養殖ができる仕組み」を提供するため小型・分散型のCRAS(Closed Recirculating Aquaculture System)と呼ばれる閉鎖循環式陸上養殖システム「ARK」の開発・販売をおこなっています。車一台分の駐車スペースがあれば設置・稼働することができ、既存の大規模養殖システムとは異なり、小規模な投資と運用で分散型の水産養殖を始めることができます。また再生可能エネルギーを活用することでオフグリッドでの稼働が可能であると同時に、大幅にエネルギーコストと環境負荷を削減することができます。これらのハードウェアに加えて、養殖事業に必要となるリモート管理アプリケーション、資材や種苗の提供サービスも行っていく予定です。