【キャンパスベンチャーグランプリ全国大会】立命館大学2回生・森本陽加里さんのチーム「Focus on」が日刊工業新聞社賞を受賞

2月3日(金)、東京・霞山会館で行われた「第19回キャンパスベンチャーグランプリ(以下、CVG)全国大会」で、森本陽加里さん(産業社会学部2回生)が代表を務めるチーム「Focus on」が日刊工業新聞社賞を受賞しました。

CVGは、大学院、大学、高等専門学校などに在籍する学生を対象に開催されるビジネスプランコンテストで、「学生起業家の登竜門」として知られています。
本年度の全国大会は、全国8地域の大会を勝ち抜いた12チームが出場しました。森本さんのチーム「Focus on」は12月の大阪大会で最優秀賞を受賞したことで、全国大会への出場が決定していました。

森本さんらが発表したプランは、発達障害児者支援アプリ「Focus on」。主に発達障害のある高校生を対象に、一人ひとりに合った支援を実現するために制作されたアプリです。
アプリは、疲労度の定量測定機能や自己支援記録機能が搭載され、本人が現在自覚している疲労や自身の特性を記入できる仕様になっています。その記入内容をもとに疲労度の分析が行われ、疲労度が一定の基準を超える場合、本人およびペアリングした支援者にアラートが通知されます。
この仕組みによって、支援者の具体的な介入をサポートするだけでなく、本人が「頑張りすぎて、ポキっと折れてしまう」状態になってしまう前に、疲労を自覚して休むことができるように支援します。

本プランは、森本さんが高校生の頃から進めているビジネスプランで、「立命館大学Challenge奨学金 」などを活用し、アプリの社会実装に向けて着実に準備を進めてきました。2021年には、「第18回立命館大学学生ベンチャーコンテスト2021」で「きたしん未来賞」を受賞するなど、優れたビジネスプランとして注目を集めてきました。
2022年12月にはRIMIX の事業化伴走支援を活用し、一般社団法人を設立。現在はサブスクリプションの提供を目指して実証実験を進めています。

森本さんの声

全国大会でも評価をいただくことができて嬉しいです。実証実験も着々と進み、実装に向けて動いているところなので、少しでも早く、少しでも良いものをユーザーさんに届けられるように引き続き頑張ります!

プラン概要

アプリ『Focus on』は、特に発達障害の高校生に、①疲れ度の定量測定機能(朝晩のチェックイン/チェックアウト)②自己支援記録機能(日常での困り事/自分なりの困り事への対処法等)を用いて自身の状況や自覚している疲れについて記入してもらいます。記入内容に応じて、分析が行われ、疲れ度が一定値を超える等の場合、本人及びペアリングした支援者にアラートが通知されます。本人だけでなく、支援者にも通知が行くことにより、具体的な介入につながり、頑張りすぎてポキっと折れてしまう前に「休む」ことができるようにサポートします。

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