RIMIX学生起業家インタビュー#2:立命館大学経営学部3回生・川端航平さん「大学生の未来の選択肢を広げるために」〜総長ピッチでの体験を通して〜

こんにちは、立命館起業・事業化推進室 RIMIX事務局です。

RIMIXでは、学園ビジョンR2030「挑戦をもっと自由に」を体現し、SDGsをはじめとする社会課題に対して、ビジネスを通じて解決する人材・社会起業家「Impact-Makers」の育成を目指しています。立命館学園から社会起業家を育てる機運醸成のため、「総長PITCH CHALLENGE」を実施しています。

授業や課外活動を超えて、もっと取り組んでみたい、挑戦したいという想いを、起業という活動へと展開させていきます。

今回からスタートする「RIMIX学生起業家インタビュー」では、RIMIXの様々なプログラムで活躍した学生起業家・事業家にインタビューを行います。学生起業家の新たなチャレンジやそのプロセスについて話を聞き、記事を通じてお届けします。

第2回となる今回は、総長PITCH THE FINAL 2020で総長賞を受賞された立命館大学経営学部 3回生の川端航平さんをご紹介します。総長ピッチに参加し成長したことや、現在活動されていることについてお話を伺いました。


川端さんは、大学1回生時から学生団体の立ち上げや海外インターン、海外ボランティア、小論文コンテストなど数々の活動に取り組んできたそうです。

総長PITCH THE FINAL 2020では、就職活動の最終選考で残念ながら落ちてしまった学生を他社へ推薦する就活支援のビジネスプラン「ABABA」で「総長賞」を受賞されました。

Q 総長PITCH CHALLENGEに参加していかがでしたか?

自分が後々振り返って立命館に所属していたという実感が湧くような功績を残したいという思いから参加を決意しました。

僕自身、元々、大学のサークルには入っていませんでした。コロナ禍で大学へ行く機会が減り、自分が立命館の学生であるという実感があまり湧かなかったんです。そんな時、ふとmanabaで大学の総長の名前を冠したこのピッチの存在に気づき興味を持ったという偶発的なものでした。僕は知的好奇心が強い方で、目新しいプログラムやこういった大きなビジネスコンテストに参加することはずっと挑戦したいことでした。

Q プランを突き詰めていく中での葛藤はどんなものでしたか?

自分のチームは前例のないビジネスモデルだったため、常にプロモーション方法や営業方法を自分たち自身でゼロから考える必要があったのが一番の障壁だったと感じています。

そこで自分たちのチームは仮説思考を重要視しました。仮説を最初に持った上で、施策をうつことで振り返りの精度が高まるからです。基本的に何か始める際は、類似サービスのプロモーション等を参考にして作ったりするのが一般的なのですが、それができないので、場当たり的な施策に陥ってしまう危険性がありました。とはいえ、ビジネス経験に乏しい私たちには難しいものでした。

Q 総長ピッチに出場した川端さんご自身の成長を教えてください。

一番の成長は、改めて何かに挑戦する楽しさに気づかされたことだと思います。2021年度は表彰プレゼンターとして登壇させて頂き、去年ファイナリストとして舞台に立った視点と今年の様子を見ていて、当時は自分のことに必死だったことに気づきました。

実は2021年プレゼンターとして登壇した際は、早期に就職活動も終えており、学生の時にやってみたい活動(海外インターンとかビジネスコンテストとか)は全部やり終えた感があったんです。それで、自分自身残りの学生生活はゆっくり遊ぼうかという気持ちになっていたんですが、当日会場に足を運んで今年出てるプレゼンターたちを見ると自分自身の中で消えかかっていた“熱意”が再び滾ってくるのを感じました。まだまだ自分自身も足を止めることなく進んでいきたいと奮い立たせてくれたというか、そういう刺激を総長ピッチは僕に与え続けてくれました。

Q 総長ピッチのその後の活動について教えてください。

私自身は新卒時点においては、就職という選択肢を選びました。流れとしては、2回生の12月に出場し、大学3年生の3月くらいから就職活動を始め、10月くらいに第1志望の外資系戦略コンサルの方から内定をいただきました。そして現在は総長ピッチに出場したプランからは一旦離れ、就活支援団体を立ち上げ就活生の相談を聞いたり選択肢を一緒に見つけていったりしています。立命館のみならず、様々な大学の学生と一緒にやっているのが特徴ですかね。それが今最も積極的に力を入れて取り組んでいる活動です。

Q モチベーションの源泉を教えてください

僕は「人がやってないこと」にモチベーションを感じるんですね。起業したり、海外ボランティアでフィリピンへ行ったり、海外インターンとしてベトナム武者修行プログラムに参加したりとちょっと特別なことに対してモチベーションを感じてきました。ビジネスコンテストや小論文コンテストなどにも多く出場し全国優勝を多数経験しています。それらの行いの根源に立ち返ると、第一志望の大学ではなかったところに進学をした経験から生み出された「克己心」が自分自身を突き動かしているのかなと思っています。今まで色々な経験をしてきましたが、その一つ一つの取り組み全てが今の自分に繋がっていると感じています。

Q お忙しい中での、時間の工夫の仕方を教えてください

僕は、1日の時間を有意義に過ごすため大きく二つ、「タスクに優先順位をつけること」と「バッファ(予備時間)を設けること」をしています。また、オフの日は無人島に行って過ごしたりします。ドラム缶風呂とか、モリで魚を採ったり。家でYoutubeを見る時もサバイバル系の動画を見たりしていますね。

普段の生活から離れ、大自然や非日常空間に身を置く時間が一番の至福であり、自己研鑽にもなっています。普段の忙しさから離れて、大自然に癒やされるのがすごく好きですね。

Q 起業や新規事業にチャレンジしようとしている後輩へメッセージをお願いします!

迷ったら絶対に挑戦してみてください。やるかやらないか悩むくらいなら、やってください。失敗しても周りの人がフォローしてくれます。周りの人がフォローしてくれる最後のチャンスは大学生です。チャレンジで一番大事なのはお金でも物でもなく、人。常に人を巻き込んで関わってくれてる人々への感謝と幸せを追求することを忘れずに頑張ってください!


PROFILE

川端航平さん
立命館大学 経営学部 3回生(取材当時)

総長PITCH THE FINAL 2020ファイナリスト「ABABA」メンバー
総長賞受賞

1999年生まれ。奈良県出身。2019年立命館大学入学。大学一回生の時から学生団体の立ち上げや海外インターン、海外ボランティア、小論文コンテストなど多くの活動に参加。総長ピッチで考案したビジネスプランを元に、現在は学生への就活支援団体Link Campus(https://link-campus.studio.site/)を立ち上げ、就活に対する不安を解消する手助けを行っている。

INTERVIEW

畠 麻理奈
立命館大学国際関係学部1回生(取材当時)

2021年立命館守山高校卒業。高校在学中にはニュージーランドへの短期留学、模擬国連や全国即興型英語ディベート全国大会などに参加。大学入学後は世界会議やアジア学生学会へ参加し、国際交流プログラムを企画/運営するなど、活動の幅を広げている。趣味はショッピングと映画鑑賞。

豊田 由実衣
立命館守山高校3年(取材当時)

高校在学時はフィリピンのフェアトレードボランティアやカンボジアの日本語授業ボランティアなどに参加。3年生時に中学・高校生向けビジネスコンテストに参加しW受賞を獲得。立命館アジア太平洋大学に進学予定。趣味はペーパークラフトとイヤリング探し。

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