立命館大学は、内閣府令和5年度「地域中核大学イノベーション創出環境強化事業」に採択されました。国内私立大学における採択は、本学のみとなります。
本事業は、地域の中核となる大学が、独自のミッション・ビジョンに基づく強みや特色を最大限発揮し、地域ニーズに即した社会貢献活動を推進するとともに、同活動を通じた地域行政や産業界からの投資誘発を通じて、大学の財源多様化を進め、経営基盤の強化を促すことを目的としています。
この度の採択を受け、地域中核大学として、多様なステークホルダーの知とリソースを総合的に活用して地域課題解決の最適解を探り、そこから生じるイノベーションへの資金投入とリターンにより持続的に課題解決を図ることのできる、新しい地域課題解決モデルの構築を目指します。
今後は、すでに採択されている経済産業省令和4年度「地域の中核大学等のインキュベーション・産学融合拠点の整備」(大学等向け)で整備する施設「グラスルーツ・イノベーションセンター(仮称)」を拠点に、①キャンパスでの実証実験の推進、②社会実装の集中支援とそれによる外部資金の還流、③社会実装支援と連結させた実践的なイノベーション人材の育成を柱とする取組みを推進していきます。