[立命館小学校アントレプレナーシッププログラム]活動レポート#2

RIMIXでは、立命館小学校の6年生を対象に、「立命館小学校アントレプレナーシッププログラム」を実施しています。

「児童の「体験」をとことん増やし、多様な視点・やりたいことを持つことを促す」「見つかったらやりたいことを追及させる」をポイントに、プログラムを展開しています。

立命館 起業・事業化推進室 教育プロデューサー・正頭教諭によるレポートをお送りします!

正頭 英和教諭 プロフィール

正頭 英和(Hidekazu SHOTO)
立命館小学校 教諭

立命館 起業・事業化推進室 教育プロデューサー

大阪府生まれ。立命館中学校・高等学校の英語科教諭を経て現職。ICT教育やPBL教育・アントレプレナーシップ教育などを推進している。2019年、人気ゲーム『マインクラフト』を活用した授業が評価され、「教育界のノーベル賞」と呼ばれる「Global Teacher Prize」のトップ10に日本人小学校教諭として初の選出される。現在は小学校での指導に加え、エデュテイメントプロデューサーとして、企業と連携し楽しく社会のしくみなどを学べる教材の開発を行う。

活動レポート

現在、「立命館小学校アントレプレナーシッププログラム」に参加している6年生児童12名は、11月4日(土)にBKCで行われる「BKCウェルカムデー ~びわこ・くさつ健幸フェスタ2023~」で「商売をしてみよう」という企画を進めています。

これまで、「商売」を経験する授業は模擬的にはいろんな場面で行われていますが、「実践」として商売をしてみる授業はあまり行われていません。金融経済教育などが注目を集める昨今ですが、実際に商売をしてみることはとても価値のある学びとなると信じ、9月より準備を進めています。

子どもたちは議論の結果「体験を売ろう」という結論を出しました。自分たちで作れる製品がない(もしくは限られている)以上、面白くてユニークな着地点になりました。子どもたちが考えた体験は「謎解きイベント」でした。

12名の中には、謎解きを体験したことのない児童もいましたので、「琵琶湖バレイ」で行われている謎解きイベントにみんなで参加しました。

子どもたちが実際に参加者になることで、新しい視点が得られたことと、具体的なゴールイメージを持つことができました。

また「謎解きイベント」のプロの方を教室にお呼びして、「イベントの設計方法」「謎解きの作り方」「お客さんの感情をどう動かすか」などを学びました。ゲストの先生のお話を聞いて、子どもたちは一気に火がつき、自分たちの考えを具現化しようと試行錯誤しています。

「制作総指揮」「謎解きクリエイター」「広報」「デザイン」「会計」とそれぞれの役割分担をして、放課後の時間などを活用しながら、作っています。「価格設定」「集客」など、子どもたちにはまだまだわからないことだらけではありますが。「商売をしてみたい」という強い衝動で懸命に活動をしています。

小学生だけで作るイベント。ぜひお楽しみいただければと思います。

「BKCウェルカムデー ~びわこ・くさつ健幸フェスタ2023~」https://kenko-festa.ritsumei.ac.jp/
謎解きイベント「キャンパスクエスト~怪盗と6つの秘宝~」https://kenko-festa.ritsumei.ac.jp/program/1272

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