OIC CONNÉCT HAPPEN #4|廣岡奈津子さん

立命館とVenture Café Tokyoが毎月1回、立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)で開催しているイノベーション促進プログラムOIC CONNÉCTは、「イノベーションは社会とつながるキャンパスから」をコンセプトに、新しい挑戦をしたくなるような機会を提供し、イノベーション・コミュニティを創出することを目指しています。OIC CONNÉCT、そしてVenture Café が大切にするミッションは“Connecting Innovators to Make Things Happen.” OIC CONNÉCTで生まれた新たなできごと“HAPPEN”を参加者や関係者へのインタビューからご紹介します!

今回、第4回はOIC CONNÉCTアンバサダー(運営メンバー)では珍しい社会人アンバサダーの廣岡奈津子さんにお話を伺いました!普段のお仕事は株式会社ツクリエで起業家を支援するお仕事している廣岡さんですが、どういった経緯でアンバサダーになることになったのか深堀します。


廣岡奈津子さん
株式会社ツクリエ
コミュニティマネージャー

廣岡さんにとっての”HAPPEN”は、OIC CONNÉCTのアンバサダーの中でも、特に学生アンバサダーとの出会いであると話します。

「普段、起業家の方の支援をしていますが、なかなか学生さんと関わる機会というのは少ないです。そんな中、OIC CONNÉCTに行ってみると『キラキラ』した学生さんがたくさんいていつも元気をもらっていました。そんなキラキラしたOIC CONNÉCTに、私はいつの間にか虜になっていました」と話す廣岡さん。

OIC CONNÉCTを知ったきっかけは、廣岡さんが働くツクリエの先輩が立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)でのイベントに誘ってくれたことだそうです。その時参加したのはOIC CONNÉCTの特別版として2023年12月に開催された「IMPACT MAKERS DAY」でした。初めての参加だったため緊張していたのですが、オープニングセッションで登壇していた、Venture Café TokyoのAkihoさんのまぶしいほどの輝きに、一瞬で恋に落ちたと振り返る廣岡さん。

きっかけでもあるAkihoさんとのツーショット

実はこのとき、
オープニングの登壇者は別の方だったのですが、とある”HAPPEN”でAkihoさんが登壇することになったのは、また別のお話…。

しかし、この出来事(Happen)があったからこそ私は今アンバサダーになっているかもしれないと廣岡さんは振り返ります。

アンバサダーとして運営側になってからは、キラキラした学生アンバサダーたちと一緒にイベントを楽しんで創り上げることはもちろんですが、どうしたらもっと集客できるのかという視点で考えることが多くなったという廣岡さん。
「私自身はOIC CONNÉCTの運営者やツクリエの先輩からアンバサダーになるきっかけをもらえたので、次は私がきっかけを作る番だと日々感じています」

OIC CONNÉCT アンバサダーたちとの写真

起業サポーターとして、そしてアンバサダーとしての原動力

社会人アンバサダーとして、そして起業家の支援者としてOIC CONNÉCTに本気で向き合う廣岡さん。その原動力は一体どこにあるのでしょうか。

その問いに廣岡さんは「やりたいこと、夢がある人のことを本当に尊敬できる。その人たちをサポートしたい」と答えます。

やりたいことに挑戦する人に共感・応援したり自分の持つもので支援したりできたら良いと語る廣岡さんは、学生や女性起業家を特に応援したいと話します。OIC CONNÉCTでは学生に向けて、ツクリエで関わるStartup Side Osaka コミュニティマネージャーとしては女性起業家に対して個別相談を実施。“起業”というワードに魅力を感じた人の「やってみたい」と言う背中を押したいと話します。

OIC CONNÉCTで出会った学生起業家との写真

頑張る誰かを支えるサポートに熱を注ぐ廣岡さん。そのきっかけは学生時代に遡ります。初めて持った将来の夢は、大学の案内で知った家庭裁判所調査官だったと振り返る廣岡さん。非行少年少女と向き合い、共に更生の兆しを目指していく職業柄に「これだ!」と感じたそうです。高校時代から抱いていた「誰かの何かを支えたい。それが自分の幸せ。」という思いを胸に、大学生活では社会福祉に没頭。そして友達や家族、世の中のみんなが幸せでいられることを目指す姿勢は今も変わらないと語ります。

※ 家庭裁判所調査官:家庭内の紛争解決や非行少年の立ち直りのため、心理学・社会学・社会福祉学・教育学などの専門的な知識や技法を活用して調査活動などを行う家庭裁判所の職員(最高裁HPより)

学生時代から一貫して「共感」「サポート」を大切にされている廣岡さん。これまで問題視していた、女性はライフステージによってキャリアが大きく左右されるというジレンマとは裏腹に、起業している女性たちが事業やキャリアに振り切って働く姿。自身もそれを目指しつつ、志高いチャレンジャーたちを応援する現在の職業やアンバサダーの活動を天職だと話します。

インタビューに応じる廣岡さん

OIC CONNÉCTに感じる魅力

学生アンバサダーが多い中で、レアな社会人アンバサダーでもある廣岡さんの目に、OIC CONNÉCTはどう映っているのでしょうか。それは、様々な魅力が詰まった「場」であることだといいます。

廣岡さんは「起業したい人や起業に興味がある人などのエネルギー溢れる参加者同士で交流できるという魅力があり、人と人との出会いから新たなビジネス等の可能性が生まれたり、学生アンバサダーと起業や就活の相談をしたりできる素敵な場所です。同時に、起業家、起業支援者、メンター、運営者などの多様な価値観を持った熱い方々が参加する環境にワクワクします」と語ります。

OIC CONNÉCT当日のネットワーキングの様子

性別や年齢、属性に関係なく前向きな人との「出会いの場」、OIC CONNÉCT。ネットワーキングだけではなく、トークセッションでの「学びの場」としても好奇心が満たされると語る廣岡さん。登壇者も参加者も本気で喋り、本気で学ぶ姿勢に影響されてモチベーションが上がり、その中にあるアンバサダーたちの温かさに居心地の良さを感じるそうです。会社でもなく家族でもない、絶妙な距離感の中で、ありのままの自分を受け入れてくれるような居場所となっているといいます。

最後に廣岡さんに抱負を語っていただきました。「副業として創業したい、起業の世界に関わってみたいなど、忙殺されながらも新たな機会を求める社会人のみなさんも、気軽に来ることができ、「起業」という新たな機会を届ける橋渡しができるアンバサダーでありたいです」。

廣岡さん、ありがとうございました!


PROFILE

自身を表すハッシュタグ #共感 #笑顔 #応援

廣岡 奈津子 Natsuko Hirooka
株式会社ツクリエ  コミュニティマネージャー

大学卒業後、エンタテインメント事業会社にてイベント企画運営業務等に従事。医療・福祉に特化した人材派遣・人材紹介会社に転職。法人営業とキャリアアドバイザー職を兼任。食品の百貨店催事販売部門店長業務を経て、ツクリエ入社。起業支援自主施設にてコミュニティマネージャーとして起業家の伴走支援、セミナーやワークショップの企画運営に従事。LED関西サポーターデスク担当。LED関西2023ファイナリスト2名の伴走支援実績あり。

OIC CONNÉCT HAPPENチーム

吉田 航大

立命館大学 経営学部 4年生。OIC CONNÉCT 学生リードアンバサダー。 
全ての人が過ごしやすいユニバーサルな社会の実現を目指す「バリア体験型カフェ」を運営する学生団体feelの副代表を務める。

菅原 龍佑(#好きな言葉は「食べ放題」)

立命館大学経営学部2年生。OIC CONNÉCT 学生アンバサダー。
中学生の頃から環境問題に危機意識を抱き、大好きな食と掛け合わせたプラントベースフードに解決の道を見出す。高校在学中に代替肉のイベント販売事業を開始し、大学1回生でWITH USコネクトを開業。「さりげなビリティ」を掲げ、完全植物由来プロテインバーの製造販売を行う。また、地元・京都の魅力や文化を世界に届けるため、外国人観光客と事業者をコネクトするWEBサイト等の制作運用や日本文化体験型ツアーを提供中。


OIC CONNÉCTの雰囲気を知りたい方はInstagramをご覧ください!

OIC CONNÉCT

OIC CONNÉCTは、学校法人立命館が主催し、Venture Café Tokyoが立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)で毎月1回開催する、誰もが無料で参加可能なイノベーション促進プログラムです。

これまでOICが培ってきた「地域に開かれたキャンパス」の特徴をさらに進化させ、大学の枠を超えた「ヒト・コト・モノがより触発しあうキャンパス」を目指す取り組みの一貫として開催していきます。

このプログラムは毎月開催することで、起業家や研究者、学生など多様な人が交流し、学び合う機会の提供を通じ、関西を中心としたイノベーション・コミュニティを創出することを目指します。多様なイノベーター達による講演やイノベーションを加速させるワークショップ等を通じて参加者は学びを得ながら、そこで得た共体験を梃子にネットワークを拡げることが出来ます。

SHARE THIS NEWS!
  • URLをコピーしました!