学校法人立命館は、インパクト・キャピタル株式会社(東京都渋谷区、代表取締役 黄(尾﨑)春梅、高塚(宮部)清佳)が組成するインパクト投資ファンド「インパクト・キャピタル1号投資事業有限責任組合」(以下「本ファンド」)への投資を実施いたしました。
本ファンドは、2023年3月に立命館と株式会社かんぽ生命保険(東京都千代田区、取締役兼代表執行役社長 谷垣 邦夫)が締結した連携・協力に係る覚書に基づき、インパクト投資ファンドの豊富な運用実績を有する黄氏及び高塚氏が設立したインパクト・キャピタルと共に検討を進め、組成されました。本ファンドでは、「『人』のWell-being を追い求めるインパクト投資」をミッションに掲げ、「多様性が認められ、かつ、価値観に基づいて選択することのできる、彩り豊かな社会の創出」に向け、インパクト投資*を通じて、経済的リターンと社会的リターンの両立を目指します。
*インパクト投資:財務的リターンと並行して、ポジティブで測定可能な社会的・環境的インパクトを生み出すことを意図する投資行動
立命館は、学園ビジョン R2030「挑戦をもっと自由に」を掲げ、あらゆる創造的な知的生産・知的活動による新たな価値を創造する「次世代研究大学」の実現、イノベーション・創発性人材を生み出す大学を目指しています。これまでにも2020 年に社会課題解決型のスタートアップに投資するファンド「RSIF(立命館ソーシャルインパクファンド)」を立ち上げ、インパクト投資を通じて地域社会課題などを解決する事業を支援。本ファンドへの投資により、健康、幸福といった『人』のWell-being に関わる社会課題解決に資するポジティブなインパクトの創出を期待するとともに教育・研究への展開を行うことを目指します。
本件プレスリリースは以下よりご覧ください。
ファンド概要
名 称|インパクト・キャピタル1 号投資事業有限責任組合
運用会社|インパクト・キャピタル株式会社
設 立|2024年5月
本学園投資額|30億円
本ファンド組成の背景
2023年よりかんぽ生命、立命館、インパクト・キャピタルの3者にて、インパクトファンド組成の検討を進めてきました。今後、インパクト投資に関する知見・経験を活かした金融教育・人材育成など、連携・協力を検討してまいります。
インパクトキャピタル投資会社について
インパクト・キャピタルは、スターアップ向けのインパクト投資ファンド運営会社です。投資先における持続的な事業成長およびインパクト創出の拡大のため、一社ごとに丁寧に向き合い伴走することで先行事例を積み上げ、あらゆる資金提供者が社会課題解決を意図して資金を投下する「インパクト投資のエコシステム構築」を目指します。
商 号|インパクト・キャピタル株式会社
代表取締役|黄 春梅、高塚 清佳
設 立|2024年2月
事 業 内 容 |ベンチャーキャピタルファンドの運営
URL|https://impactcapital.jp/
立命館とかんぽ生命の覚書締結について
立命館とかんぽ生命はインパクト志向の投資を通じた資金循環の促進や金融教育の推進に向けた連携・協力を行うため、2023 年3 月に覚書を締結しております。