【RIMIXオープンゼミ#3】京都から生み出す留学生スタートアップ Presented by JETRO 開催レポート

RIMIX事務局です。

今回は、1/26に実施した【RIMIXオープンゼミ#3】京都から生み出す留学生スタートアップ Presented by JETRO の様子を報告します。

RIMIXオープンゼミとは

RIMIXオープンゼミは、学校法人立命館の学生・生徒が、自分の興味関心に沿ったテーマを仲間と一緒に学び・共有する、オンライン・オフライン融合型の新しいコミュニティです。

本ゼミは、同じ興味関心に沿ったテーマの高校生・大学生が自由に参加でき、共に学ぶことができます。
また、学外ゲスト、ゼミのサポーターとして様々な分野で活躍している教員や現役大学生が、皆さんとともにコミュニティを作っていきます。

本ゼミは、課外プログラムとして、大学や高校ではなかなか出会うことがない外部のゲストとしてお迎えし、参加者の皆さんと一緒に学びを深めて行くことを目指しています。

今回は、関西圏での緊急事態宣言を踏まえて、オンラインのみでの実施に切り替えしました。今後は、社会情勢をみながら実施形態については柔軟に対応いたします。

今回の講演内容

第3回 RIMIXオープンゼミ
京都から生み出す留学生スタートアップ
Presented by JETRO
主催:RIMIX/京都海外ビジネスセンター

1月26日(火)に開催した第3回RIMIXオープンゼミでは、牧野 直史 氏 (JETRO京都貿易情報センター所長)、京田ジョセフ 氏 (JETRO京都スタートアップビザコンシェルジュ)より京都のスタートアップビザについての制度を紹介して頂きました。また、実際に京都の留学生スタートアップビザ第1号の張 舜智 氏(チョウ シュンチ:立命館大学大学院修了 / funfo CFO&PM)、喬 恒越 氏(キョウ コウエツ:立命館大学経営学部卒業、/funfo CEO)に事業紹介やスタートアップビザを取得した経緯についてお話頂きました。
司会は、RIMIX学生スタッフの藤井はるか(立命館大学経営学部2回生)が担当しました。

講演「京都での外国人留学生による起業とStartup Capital Kyoto プログラムの紹介」

冒頭では、JETRO(日本貿易振興機構)が窓口をしている、京都でのスタートアップビザ導入の経緯について、牧野様よりお話し頂きました。JETROは、日本企業の海外展開支援や、海外企業の日本進出のお手伝いをしているそうですが、最近はスタートアップ支援など、イノベーション促進を熱心にされているそうです。

その後、具体的なスタートアップ支援について、京田様よりお話を頂きました。

特に、京都では、大学も多いためアメリカのスタンフォードのようなスタートアップエコシステムが作りやすい雰囲気であり、さらに起業家のエコシステムを形成するようなアクセラレーターなども進出してきているとのことでした。また、京都は地理的にみても、関西周辺で大阪、神戸とも連携が取りやすいところや、一千年を超える伝統がある強みや文化を生かした起業も見込めるといいます。

今回のテーマにもなっている「スタートアップビザ」は、経済産業省による、外国人向けに起業準備活動のための在留資格を付与する新制度です。もともと福岡市などで特区制度のもと外国人起業家向けのビザが導入されていましたが、2018年12月に経済産業省の制度として導入され、現在は、福岡市・愛知県・岐阜県・神戸市・大阪市・三重県・北海道・茨城県・大分県が指定され、2020年より京都府でもスタートしました。

京都市のHPに、Funfoの皆さんの記事が掲載されています。
URL:https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000276831.html

スタートアップビザは、地方公共団体から起業支援を受ける外国人起業家に対し,起業準備のため,最長1年間の入国・在留を認める制度であり、その後は経営管理ビザなどに切り替えていくことになります。

スタートアップビザの申請については複雑な部分も多いため、京都ではJETROが窓口となり、申請のサポートを受けることができます。JETROでは申請にあたり、中小企業診断士の方や行政書士の方などの丁寧な支援をもらうような機会を提供されているそうです。

SaaSでユニコーンになっているNotionなども、実は京都で開発を行ったスタートアップ、いわば京都で生まれたスタートアップだといえます。

事例紹介「Funfoの事例紹介」

funfoは、飲食店のスマート化を支援するアプリを開発している企業です。
会社情報:https://www.funfo.jp/

モバイルオーダーをイメージするとわかりやすいと思います。
funfoのサービスにより飲食店では、客単価が上がり、人件費が削減できる。さらには、お客様との接触する機会を半分以下にできるそうです。コロナ禍で飲食店もユーザーも大変便利に活用できるそうです。

事業紹介の後にスタートアップビザの取得するまでの経緯についても紹介頂きました。
京田様のお話にもありましたが、中小企業診断士や行政書士の方と丁寧なやりとりを経て、スタートアップビザの取得に繋がったそうです。

funfoの皆さんは、立命館大学の在学中にOICのアイデアラボを活用するなど学内の施設を積極的に活用されていました。

外国の方が日本で銀行口座を作るのも大変とのことで、その中でチャレンジをしているfunfoの皆さんの凄さを感じました。

おわりに

今回のRIMIXオープンゼミは、留学生を対象にしたことで約20名の留学生の方とグローバルに関心がある日本人学生に参加して頂きました。また、オープンゼミに対する満足度も高く、JETRO京都様の起業相談を受けたいとの意見や本オープンゼミを通して、スタートアップや起業への意欲が高まったとの声もありました。

RIMIXオープンゼミは今後も様々な分野のテーマで実施していきますので、ぜひ積極的にご参加ください。

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