【NLPオープンゼミ#4】中尾充希と語る『追求と創造』実施レポート

RIMIX事務局です。
3月5日(金)に実施した【NLPオープンゼミ#4】中尾充希と語る『追求と創造』の様子を立命館大学経営学部2回生の藤井はるかが報告します。

立命館ネクストリーダープログラムとは


学校法人立命館 一貫教育部が主催する、立命館附属校の高校3年生を対象としたリーダー育成プログラムです。
今年で13年目を迎えるプログラムとなっています。立命館大学、立命館アジア太平洋大学で活躍する大学生が各チームの
メンターとなり、活動を共にすることが本プログラムの特徴です。
2020年度は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、オンラインを基本として実施します。
2020年度のネクストリーダープログラムは「We are the Leaders 〜私たちは皆それぞれが主役だ〜」をキーワードに、自分自身のありたい姿からネクスト・リーダー像を具現化していきます。行動することで何かしらの解を出すネクスト・リーダーを育成し、大学生活や自分自身の人生を主体的に歩むことができる人材の育成に取り組みます。

NLPオープンゼミについて

2月23日から、《RIMIXオープンゼミ》の一環で【NLPオープンゼミ】を開催しています。
NLPオープンゼミは、立命館附属校に所属する高校3年生対象の「立命館ネクストリーダープログラム」にて、高校生たちをサポートする大学生メンターが1人ずつ自由なテーマで主催するオンラインゼミです。

学部や学年も異なる立命館大学・立命館アジア太平洋の学生たちが、今までの経験から得た学びや、大切にしている価値観など、さまざまなテーマで講演します。さらに、参加者の皆様に問いを投げかけ、ブレイクアウトルームに分かれて対話をします。

【NLPオープンゼミ#4】中尾充希と語る『追求と創造』

第4回NLPオープンゼミでは、中尾さんの原体験や、その過程で学んだこと、将来やりたいこと、いまの悩みなどお話ししていただきました。その中で自分のやりたいこと、ワクワクすることをみつけるために自分の過去の経験を振り返ってみてなぜそれを選択したのか、なぜその行動をとったのか。そこから、何にいま心惹かれるか考え、とりあえずやってみることの重要性をレクチャーしていただきました。

今回のテーマである『創造』は、自分だけの生き方を自分なり『追求』して作り出すという意味を込めているそうです。

まずは中尾さんご自身の自己紹介をしていただきました。
中尾さんは、経営学部という視点や高校生の時にフィリピンの研修に行った経験から「ビジネスで社会問題を解決する」ことに関心があるそうです。
高校生の時のNZ留学などの経験から「サステナビリティとビジネス」を繋げるという考えを持ったり、大学生活では「地域活性化と観光を組み合わせたインバウンドやまちづくり」にも取り組むなど様々な活動をされてきたそうです。

ワークショップ「過去から自分を知る」

次に、参加者全員でワークショップを実施しました。
「過去から自分を知る」というテーマで、自分の小・中・高校生の時を振り返り自分がどんな人だったのか?どんなときに大きな決断をしたのか?ということを考え全員で共有しました。

参加者の1人は、「周りの環境を大切にする」という視点を大切にしており、日本の大学を辞めマレーシアの大学に進学するという決断をしたそうです。
あえて自分を難しい環境に置くことで、自分がどう成長できるのか自身を試しつつ楽しむという価値観を大切にしていると話していました。

他にも、高校生の参加者は、サッカーをするために地元の高校ではなく県をまたいだ立命館守山高校に進学したことが大きな決断だと話していました。
また、「大学ではどんな自分でありたいか?」という問いに対して「色々なことにチャレンジする姿勢を持ちたい。特に、理系や文系など分け隔てなく様々な物事を学びたい!」と語っていました。

追求と創造

次に、中尾さんご自身の経験から「追求」と「創造」について話していただきました。

まず、「追求」のきっかけになったのが大学1年生の時に受けた基礎演習だそうです。
基礎演習の中で、論文を書くことになり地方創生やボランティア・社会課題について興味が湧いたそうです。

また、大学2回生の時に参加した「ドイツ・フランスエコツアー」で自然と共生するサステナビリティという観点を知ったそうです。
そのツアーの中で、参加者同士で毎日自身の思いを語り合ったそうですが、中尾さんは「自分の中で本当にしたいことや想い・パッションがない」ということに気づき、「建前ではなく、自分に問う」ようになったそうです。

この経験から、自分の中に何か1つテーマを持つことの重要性を学んだそうです。
しかし、1つのテーマを決めたからといって1つの分野だけに取り組まなければいけないわけではなく、「様々な経験を重ねながら自身の興味を派生させていく」ことで本当に自分がしたいことがみつかると話していました。
まずは、海外や映画など何でも自分が好きなことを学びの対象にし、行動を起こすことで自分が本当にしたいことがブラッシュアップされていくそうです。

中尾さんは、地方活性化とインバウンドを掛け合わせた地方インターンやG20の大阪サミットの学生通訳ボランティアなど様々な経験をしていくうちに自分自身のテーマを見つけたそうです。
その中で、サーキュラーエコノミーの概念に出会いサステナビリティとビジネスという視点に興味を持つようになったそうです。

大学での「はじめの一歩」のために

最後に、高校生に向けて大学入学後に行動を起こすためのアドバイスをしていただきました。

  1. 自分にリミットをかけない
  2. 大学生の特権を活用する
  3. 大学のリソースを活用する
  4. アンテナを張る
  5. 自分との対話を通じて自分自身を知る

また、「未来地図を作ってみる」という方法も自分自身の方向性を定めるのに良いと話していました。

さいごに

今回のNLPオープンゼミでは、中尾さんご自身の豊富な経験から、高校生に対して今後行動を起こすためのエッセンスを伝授してただきました。

高校生にとって、今後の大学生活でどうやって自分自身のテーマを見つけるのか考えるいい機会になったと思います!

引き続き、RIMIXのHPにてNLPオープンゼミの内容を紹介していきますので、是非ご覧ください!

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