立命館大学EDGE+Rプログラムは、広島県尾道市瀬戸田レモンを活用した地域発イノベーション創出に向けたイベント「Lemon Adventure 3」を2023年3月18日、ベル・カントホールおよびオンライン中継のハイブリッド形式で実施いたします。
本プログラムは終了いたしました。アーカイブ映像を公開していますので、ぜひご覧ください!
開催概要
GAstroEdu Workshop#9「Lemon Adventure 3」
瀬戸田というテロワール:イタリア・世界へのレモンアドベンチャー
〜食・地域資源を活用したグラスルーツ・イノベーション〜
本学では、2020年より「GAstroEdu(ガストロエデュ)」と題して、世界の食を通して持続可能な未来を考えるSDGsオンラインワークショップを開催しています。広島県尾道市瀬戸田町(※)においても、2021年12月に「地域の特性や食・農業・文化を活かした産業のあり方」をテーマにイタリア・アマルフィとのオンライン企画を実施しました。その後、地元業者と連携したレモンスイーツ開発や、食の世界的なイベント「テッラ・マードレ」(イタリア・トリノ)でレモンワークショップを開催しています。
今回のイベントは食・地域資源を活用したグラスルーツ・イノベーションの先端的取り組みとして、「瀬戸田というテロワール:イタリア・世界へのレモンアドベンチャー」をテーマとしています。瀬戸田が世界へ挑むイノベーションのいまを追いながら、食・地域資源を活用した「グラスルーツ・イノベーション」のありかたと、瀬戸田レモンと瀬戸田の魅力を再発見。イタリアと瀬戸田をライブ中継しながら、食生産者の方や、加工業者、行政関係者をお招きし、多様な方々の対話やディスカッションを通じて、未来の豊かな食・地域の価値づくりや産業について考えるワークショップです。
本取り組みを通して、食や地域資源を活用した価値づくり、地域発のイノベーションを推進するために、全国の他の地域の方々にとってもヒントとなるような地域の未来を考える場づくりにつながることを期待しています。
(※)広島県は、レモン生産量が日本一を誇り、瀬戸内海の島々を中心にレモン栽培が発展してきました。瀬戸田町(尾道市)は、国産レモンの発祥の地域とよばれ、温暖な気候と少ない降水量から柑橘類の生産に恵まれた環境として古くからレモン栽培が行われてきました。安全・安心なレモンとして皮まで食べられる「せとだエコレモン」は、平成20年に広島県認定の特別栽培農産物の認証を取得し、せとだエコレモンを利用した加工食品も多彩に販売されています。本年1月には、「せとだエコレモングループ」が第52回日本農業賞の大賞を受賞しました。
テロワール
Terroir(テロワール)とは、UNESCOは「地理的に限定されたエリアで、人間が歴史的に育ててきた文化的特徴」と定義しています。 地域と食の未来を考えるにあたっては、その土地の文化や歴史、人の営みを考えることが大事であるといえるでしょう。
グラスルーツ・イノベーション
Grassroots Innovationは「草の根」と「イノベーション」をかけ合わせた造語です。「グラスルーツ」は草の根であり「ルーツ」には力を合わせるという意味があります。地域の様々な課題に関わる人々がつながり、そこでの知と実践をタネとして、イノベーションを生み出す。これが、立命館の目指すイノベーションのカタチ、「グラスルーツ・イノベーション」です。
立命館学園では、さらに、広く地域を超え、よりよいくらしや社会作りへの価値を創出することまでを「グラスルーツ・イノベーション」と呼び、社会への価値創造や、ソーシャルインパクト創出におけるポリシーとしています。
立命館が目指す「グラスルーツ・イノベーション」紹介動画はこちら
日時
2023年3月18日(土)14:00〜17:00(予定)
*オンラインでも配信しますので、途中入退出も歓迎です
場所
ベル・カントホール(広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田535-1)
対面・オンライン(ZOOM) ハイブリッド開催
対象
どなたでもご参加いただけます
*対面の方は申込不要です
*オンラインの方はお申込が必要です(以下よりお申込ください)
プログラム概要
オープニング
開会挨拶
日本農業賞 大賞 受賞のご報告
せとだエコレモングループ 会長 宮本悟郎氏
第1部
■映像
「イノベーターたちがみた瀬戸田の魅力」
(2月18日瀬戸田レモン体験参加者インタビュー)
■パネルセッション
「瀬戸田レモンと瀬戸田の魅力を再発見する」
片山農園 片山武志氏
原田農園 原田充明氏
田坂農園 田坂知也氏
稲葉農園 稲葉典文氏 ほか
第2部
■基調講演
「スローフードと地域の未来」
立命館大学食マネジメント学部 石田雅芳教授
第3部
■対談
「Lemon Adventure2から世界へ:テッラ・マードレでの挑戦とこれから」
株式会社島ごころ代表取締役 奥本隆三氏
立命館大学食マネジメント学部 石田雅芳教授
■イタリア中継
「レモンのテロワール:地域と食の関係〜イタリアの事例から〜」
リモーネ市観光課広報担当、レモンツーリズム協会 Emanuela Girelli氏
Agrigelateria St. Péシェフ Davide B Burzio氏
リストランテ・アル・カンチェッレット シェフ Giuliano Donatantonio氏
Villa Rina country houseマネージャー、レモン料理研究家 Rina Gorga氏
アマルフィ レモン生産者 Salvatore Aceto氏
司会:野中朋美准教授(⽴命館⼤学食マネジメント学部)ほか
お申し込み
こちらのフォームからお申し込みください。後日、ご入力いただいたメールアドレスにZoom URLを送付します。
申込締切:3月17日(金)正午
皆様のご参加、お待ちしています!
GAstroEdu「Lemon Adventure 3」
共催
⽴命館⼤学EDGE+Rプログラム
立命館起業・事業化推進室
⽴命館社会起業家⽀援プラットフォームRIMIX
後援
尾道市 JA三原
協⼒
慶應義塾⼤学⼤学院システムデザイン・マネジメント研究科⽩坂研究室
武庫川女子大学 本田研究室
khb東日本放送
立命館大学食マネジメント学部
⽴命館⼤学⾷総合研究センター
ほか
GAstroEduとは
GAstroEduは、世界が抱える社会課題に対し、 身近な「食」をテーマにしたワーク ショップを通じて子どもたちの主体性や創造性を育み、「本物」に触れながら生産者と生者を教育を媒介につなぐプラットフォームを目指す、オンラインのSDGsワークショップ開発プロジェクトです。
大学が有する食の世界的なネットワークと最先端のリモート技術で、海外と直接繋がるライブ感あふれる体験型プログラムを実現。世界の社会課題に対し、身近な食を通じて、小さくとも自らの手でひとつの解決策を作り出していく経験から、サイエンス、テクノロジーのみならず文化や歴史などの多くの視点から問題の本質をとらえることができるイノベーション人材の育成につながることを期待しています。
これまでのGAstroEduワークショップの
ダイジェスト動画をRIMIXチャンネルで公開中!▼
EDGE+Rプログラム
「立命館大学EDGE+R(イノベーション・アーキテクト養成プログラム)」は、イノベーションを興せる人材の輩出を目指し、学内外を問わず、新しいことに挑戦するひとを求めるプログラムで、2014年から始まりました。起業を目指すひと、仲間が欲しいひと、企業課題の解決をやってみたいひとなど、多様なひとが混ざる「場」として、学部の垣根を越えた多様なプログラムを用意しています。EDGE+R プログラムは、文部科学省グローバルアントレプレナー育成促進事業(EDGE、2014年度〜2016年度)に引き続き、文部科学省次世代アントレプレナー育成事業(EDGE-NEXT、2017年度〜2021年度)に採択され、2022年度より立命館大学独自のプログラムとしてスタートしているプログラムです。本プログラムでは企業協賛ワークショップと称し、企業より与えられた課題、テーマについて、「デザイン」に関わる手法をもとにビジネスモデルを考えるワークショップを実施しています。
EDGE+Rプログラム紹介動画はこちら▼
お問い合わせ
EDGE+R運営事務局(BKC共通教育課内)(担当:野神・吉川)
TEL:077-561-5910 e-mail:r-edge@st.ritsumei.ac.jp